アブラモビッチの資産凍結でチェルシーは制限下での活動に

チェルシーニュース21-22

アブラモビッチがイギリス政府からすべての資産凍結処分がなされました。

アブラモビッチへの処分内容としては、渡航禁止と英国内の個人および企業との取引制限。

処分にはチェルシーの活動も含まれ、チェルシーの売却は現在のところ保留になります。



チェルシーは特別ライセンスを受け、一応のところ5月31日までクラブの活動自体は認められます。

しかし、グッズ販売、選手の獲得、契約更新は認められず。

ホームとアウェーのチケット販売を禁止され、28,000人のシーズンチケット所有者を含む、すでにチケットを購入したファンだけが試合観戦を許されることになります。

また、チャンピオンズリーグの試合は、シーズンチケットとは別に購入されることが多いため、事実上、非公開で行われることになる見込み。



一方でクラブ活動に必要な選手・スタッフへの給与支払い、放映権料の受理などは認められます。

また、1試合あたり2万ポンドを超えない範囲で、試合会場までの妥当な旅費使用しか認められず、今後のCLでのアウェイ戦はかなり制限を受けることになります。

リール戦も短期滞在しかできなくなりそう。



クラブ売却について3月15日が入札期限との報道が流れていた中で、この処分。

日増しにロシアの軍事行動がエスカレートし、ロシアへの制裁が厳しくなっている中であるため、こうなることもおかしくないと思いましたが、チェルシーとしては最悪の状況に陥りました。

事実上、最低限のクラブ活動しかできず、財政的には甚大なダメージで、スポーツ面でも多大な影響を受けることは明らか。

今回の処分内容がどの程度継続するのか、また変化するか動向を見守るしかありません。

クラブ売却の余地は残されているとの報道ですが、どの程度政府が譲歩するかは不透明であり、とても楽観視できるような状況ではないでしょう。

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