アーセナル【2-1】チェルシー(2020.08.01 FA杯決勝)

試合結果 19-20

出場選手とレーティング

RatingはDaily Mailより

アーセナル

ARSENAL (3-4-3): Martinez 6; Holding 6, Luiz 7, Tierney 6; Bellerin 6, Ceballos 7, Xhaka 6, Maitland-Niles 7; Pepe 7, Aubameyang 9, Lacazette 6

Subs – Sokratis (on for Luiz 88), Nketiah (on for Lacazette 82), Kolasinac (on for Tierney 90+13)

Unused subs – Macey, Torreira, Nelson, Willock, Smith, Saka 

Scorer Aubameyang 28 pen, 68

Booked Ceballos 73

Manager – Mikel Arteta 8

チェルシー

CHELSEA (3-4-2-1): 
Caballero 6
Azpilicueta 5, Zouma 6, Rudiger 5
James 6, Jorginho 5, Kovacic 5, Alonso 5
Mount 6, Pulisic 6; Giroud 6

Subs – Christensen 6 (on for Azpilicueta 34 mins), Pedro 5 (on for Pulisic 49 mins), Hudson-Odoi (on for Rudiger 78mins), Barkley (on for Mount 78), Abraham (on for Giroud 78)

Unused subs – Kepa, Kante, Tomori, Emerson

Scorer Pulisic 6

Sent-off Kovacic 73

Booked Kovacic 14, Azpilicueta 26, Mount 45+4, Rudiger 75, Barkley 89

Manager – Frank Lampard 6

スタッツ

基礎情報

 
11 Total Attempts 9
6 Open Play 9
4 Set Piece 0
0 Counter Attack 0
1 Penalty 0
11 Total Shots 9
2 Fouls 14

パス情報

 
386 Total Passes 568
19 Crosses 13
0 Through Balls 2
58 Long Balls 65
309 Short Passes 488

パス本数トップ3

  1. ズマ      74
  2. ジョルジーニョ 62
  3. コヴァチッチ  57

プレーエリア

感想

チェルシーとしては、後味が悪い敗戦。

納得し難いことが多くて気分の良くない準優勝です。


試合内容自体あまり良くありませんでした。

しかし、3選手が負傷離脱するのは不運としか言いようがないですし、レフェリングに関しては不当だったと思います。



スタメンはウルヴス戦から変更なし。

GKは、FA杯+最近の状況を踏まえてカバジェロが先発。

カンテが久々のベンチ入りを果たしますが、ウィリアンは結局間に合いませんでした。



前半のドリンクブレイクまでが、この試合で満足できる限られた時間でした。

ウルヴス戦では絶好調のプリシッチに対して、厳しいチェックがあってまともに前を向けませんでしたが、この試合はちょっと緩かったのでプリシッチを起点にした攻撃が期待できました。

先制点は、プリシッチからマウント、ジルーと繋いだ鮮やかな形で最後はプリシッチ。




幸先よく先制点を取れましたが、いい時間帯は長く続きませんでした。

スペースたっぷりのチェルシーの後方を突く、ロングボールに苦しめられるようになります。

アスピリクエタがエリア内でオーバメヤンを倒して、PK献上。同点にされます。



その後は、プレーテンポが上がらず、アーセナル優位の前半に。

前半の大きな痛手としては、鉄人アスピリクエタが負傷離脱。

数シーズンほぼ休まずに出続けている、アスピリクエタが怪我で離脱するのは驚きでした。



後半は、いきなりプリシッチが独力でゴールを狙う場面を見せ、いいスタートを切れそうだと思いました。

しかし、そのプレーでプリシッチもハムストリングを負傷。

後半開始すぐの時点で2人を怪我で欠く状況となりました。

チェルシーとしては、過密日程のつけをファイナルで払わされることに。



さらに不運は続きます。

1枚イエローカードを受けていたコヴァチッチが、まさかの2枚目のカードを出されて退場に。

もう1枚もらうレベルのファールではありませんでした。

このプレーに限らず、一貫性がないようなジャッジでチェルシーとしてはファールを全然取ってもらえず(スタッツを見ると違いは明白)、マルティネスのエリア外のハンドは見逃されたりと、テイラーへのフラストレーションはかなりありました(文字通り歴史的なレフェリングだったとの皮肉も)。


コヴァチッチの退場で、かなり困難な状況に陥りました。

ランパードは積極的な采配で追いつこうと試みますが、それがゴールに結びつくチャンスには繋がりません。

最終盤にはペドロが肩を負傷し、9人での戦いに。

チェルシーが追いつく力は残っていませんでした。




チェルシーのプレーは良くなく、勝つべき試合だったとは思いません。

しかし、不運&不当な出来事があったので、どうも消化不良の決勝戦に。

アスピリクエタ、プリシッチ、ペドロは来週のバイエルン戦には間に合わないでしょう(不運にもペドロはこの試合がチェルシーでのラストに)。

嫌な感じで終わったファイナルですが、チェルシーはまだ1試合は残っているので、すぐに始まる来シーズンにポジティブな要素を残してシーズンを終わらせてほしいです。

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