エイブラハム(23歳)のローマ行きが決定しました。
ローマには5年契約の完全移籍での加入。
移籍金は£34m(€40m)。
チェルシーは買い戻し条項を付けており、2023年6月以降は、£68m(€80m)を支払うことでチェルシーに呼び戻すことができると言われています。
エイブラハムはチェルシーに7歳から在籍。
チェルシーでの在籍期間では、82試合出場で30ゴールをあげました。
トップデビューは、2016年の5月。
その後は、ブリストルC、スウォンジー、ヴィラへのローンで結果を出し、19−20シーズンからランパードのもとで本格的に開花しました。
開幕までは第3CFかと思っていましたが、いきなり開幕戦スタメンで出場し、その後も結果を出しました。
途中失速したものの19−20シーズンはリーグ34試合で15ゴール。
アカデミーからチェルシーのレギュラーCFになる選手がとうとう現れたと思ったシーズンでした。
20−21シーズンはリーグ22試合で6ゴール。カップ戦を含めれば計12ゴールで、ヴェルナーと並んでチームトップタイ。
数字だけを見ればそこまで悪くはないのですが、トゥヘル就任以降で大きく立場が変わりました。
終盤戦はほとんど出場機会を得られず、トゥヘルの信頼は得られませんでした。
新シーズンになってもその流れは変わりそうにありません。
チェルシーはルカクを呼び戻したことで、エイブラハムの居場所はなくなりました。
出場機会を得るためにローマ行きというのは、いい選択なのではないでしょうか。
ローマではモウリーニョのもとでプレーすることになりますが、チェルシー時代にモウリーニョのもとで起用されたことはありません。
身体能力は優れていますが、まだまだゴール前での動きなど改善の余地は大きく残っています。
セリエで大活躍し、買い戻しを考えるほどのパフォーマンスが発揮されるよう応援しています。
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