出場選手とレーティング
レーティングはEvening Standardより
チェルシー
Chelsea:
Mendy 7
James 9, Silva 6, Koulibaly 9
Loftus-Cheek 8, Kante 9, Jorginho 6, Cucurella 8
Mount 6, Havertz 7, Sterling 7
Subs: Arrizabalaga, Pulisic (84′), Chalobah, Broja, Hudson-Odoi, Chilwell, Ziyech, Gallagher (85′), Azpilicueta (73′) 6
Manager: Tuchel
Goals: Koulibaly (19′), James (77′)
Yellow: James, Mendy, Havertz
Red: Tuchel
スパーズ
Tottenham: Lloris 6, Romero 6, Dier 7, Davies 6, Emerson 4, Bentancur 5, Hojbjerg 6, Sessegnon 4, Kulusevski 5, Son 5, Kane 7
Subs: Doherty, Sanchez, Richarlison (57′) 6, Gil, Perisic (79′) 7, Forster, Tanganga, Moura (82′) 5, Bissouma (79′) 7
Manager: Conte
Goals: Hojbjerg (68′), Kane (96′)
Yellow: None
Red: Conte
Referee: Anthony Taylor
マン・オブ・ザ・マッチ
(PL公式より)
スタッツ
チェルシー→スパーズの順
基礎情報
64.3 Possession % 35.7
3 Shots on target 5
16 Shots 10
784 Touches 535
574 Passes 318
29 Tackles 25
4 Clearances 32
8 Corners 5
2 Offsides 1
3 Yellow cards 0
9 Fouls conceded 9
パス情報
23 Crosses 12
0 Through Balls 1
44 Long Balls 41
536 Short Passes 280
パス本数トップ3
- ジェイムス 72
- チアゴ・シウバ 71
- クリバリ 69
基本ポジション
感想
両監督が退場した白熱のダービーは最後の最後に追いつかれ、勝ち点1を分け合う結果。
結果は全く納得できないものですが、今季2試合目の試合とは思えないほど、チェルシーが完成度の高さを見せ、スパーズをほとんど圧倒しました。
エバートン戦からの変更は2枚。
ククレジャが左WBで先発し、ロフタス・チークが右WB。
ジェイムスがソン対策として右CBに下りてプレーしました。
序盤こそスパーズにペースを握られましたが、以降はほとんどチェルシーが試合を支配しました。
チェルシーが掴みどころのないように非常に流動性が高いポジションを取りました。
ロフタス・チークはファジーにポジションを取り、ジェイムスも絡むことで強力な右サイドができ、前線3人もポジションを自由に変えながら、攻撃に関与していました。
昨シーズンの一番いい時期(ジェイムスとチルウェルが揃っていた時)には両WBを含め、非常に流動的で相手が対応できない攻撃を見せていましたが、その時期を思い出させるような強さを見せました。
エバートン戦ではコンディションがイマイチに見えていたジェイムス、マウント、ハヴァーツですが、この試合は別人のよう。
特にジェイムスとマウントのパフォーマンスは別格。
エバートン戦からいいプレーを見せているクリバリ、ジョルジーニョ、カンテも含め、この時期の試合とは思えない遥かに高いレベルの試合でした。
そして、初先発のククレジャには驚かされました。
ずっとチェルシーでプレーしてきたかのような安定感。
厳しい局面でもボールを失わず、中にパスを通せる力はさすが。
昨シーズンはチルウェル不在時の穴が大きすぎましたが、今季は見事に解消されそうです。
チルウェルを急かしてプレーさせることなく、ゆっくりとコンディションを上げられます。
ドローという結果は試合内容を踏まえれば不満ですが、今季のチェルシーは強くなりそうな予感を十分に見せる試合となりました。
巷の評価では、シティ、リバプールを脅かす存在としてアーセナル、スパーズが上げられ、チェルシーをそれらの下で評価をする声も見られますが、ジェイムスとチルウェルが揃っていた時の強さを忘れているのでしょうか。
戦力的にはリュディガーの退団が痛いものの、そのリュディガーの存在を忘れさせるほどのインパクトを残しているクリバリが加入、ククレジャの補強とロフタス・チークの台頭でWBの層の薄さを解決。
さらに監督はトゥヘルですからね。
まだ補強が続きますし、普通に考えて、シティとリバプールを脅かす筆頭はチェルシーでしょう。
この試合はそれを確信させてくれる内容でした。
とはいえ、この試合でカンテがハムストリングを負傷し、しばらく使えなくなりそうなのは大きな痛手。
コヴァチッチも怪我で離脱しています。
ここでギャラガーにチャンスが回ってきそう。
プレシーズンでのパフォーマンスは満足できるものではありませんでしたが、この試合は爪痕を残そうといい印象を持ちましたし、このチャンスを活かせるかがチェルシーでのキャリアを築く中で1つターニングポイントになるかもしれません。
次の試合
21日(日)22時キックオフでリーズ戦(A)
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