22−23シーズンの各プレーヤーの評価を10点満点でやってみます。
選手個人評価
GK
- ケパ 7
低パフォーマンスや長期離脱したメンディに替わって1stチョイスに復帰。安定したプレーを続けました。一方で、セットプレー時の対応、シュートストップなど気になる場面があり、トップオブトップのGKとは思えません。1stチョイスで続けるには物足りなさを感じるのも事実。 - メンディ 4
昨シーズンから不安定感がありましたが、より露わになりました。ミスが目立ちました。怪我で離脱する期間も長く、一時はようやく安定したGKを手に入れたと思いましたが、それも崩れました。放出候補に。
DF
- ジェイムス 7
世界屈指の右SBではあるものの、怪我が多すぎました。チルウェルともに2人がフルで出場できるシーズンが来れば・・・とは思うもののなかなか来ません。 - アスピリクエタ 5
退団目前でしたが、契約延長してのシーズン。プレー面では得意の守備でもやられる場面が年々増え、キャプテンとしてもチームの混乱を収めることはできませんでした。
- チアゴ・シウバ 9
一時期怪我で離脱しましたが、大ベテランの38歳が今季もほぼフル稼働。チーム3位の先発出場数。最も安定したプレーを披露し、またしても新契約を獲得。 - フォファナ 6
期待の若手CBでしたが、長期離脱によって20試合の出場に留まりました。復帰後は能力の高さを示しましたが、マドリー戦でのプレーなど弱点もまだまだあります。 - チャロバー 6
貴重なバックアッパーとして、特に終盤にチャンスを得ました。4バックのCBとしては安定感に欠けますが、右SBとしてのプレーは良かったと思います。 - クリバリ 5
リュディガーの替わりとして素晴らしい補強だと思いましたが、プレミアに苦しみました。特にビルドアップでの不安定さを狙われました。それでも終盤はある程度馴染んだようにも思えましたが、コルウィルの復帰もあるとなれば、放出候補になり得ます。 - バディアシル 7
冬に獲得し、即フィットしました。非常に落ち着いたプレーを見せ、左足でのビルドアップも安定しています。なぜか終盤は出番が減りましたが、いい補強だったと思います。左利きということでコルウィルと直接のライバルになるため、新シーズンのポジション争いが楽しみになります。
- チルウェル 7
ジェイムスと似たような評価です。復帰後のパフォーマンスは良かったですが、これをどのくらい離脱することなく見せられるか次第です。 - ククレジャ 5
加入直後とドルトムント戦は持ち味を出しましたが、全体的には物足りないパフォーマンス。サポーターからブーイングがあるなど、難しい状況です。言われるほど悪かったかというとそうでもないと思いますし、来季次第か。 - ホール 7
今季もほとんどレフトバックでのプレーとなりました。終盤戦に2人が欠場したことでチャンスを得ると、試合ごとに成長を感じました。チルウェルとククレジャがいて来季どう使われるかはわかりませんが、チャンスを得られれば十分やれるかもしれません。
MF
- コヴァチッチ 6
昨シーズンの高パフォーマンスと比較すると、波がありました。代表ではフル稼働していましたが、その反動でクラブでは今ひとつ。売却するなら今夏がそのタイミングでしょう。 - カンテ 4
怪我が多すぎました。9試合の出場のみに終わり、契約延長間近だったものの終盤の離脱でそれもなくなりました。もう一度シーズン通して活躍する姿を見たかったのですが。 - ロフタス・チーク 6
本職でのプレーが多かったですが、あまり持ち味を出しきれませんでした。トゥヘル時代の右WBで自由にプレーするのが最もロフタス・チークの良いところを生み出していたかなと思います。最終戦での振る舞いを見ると、チェルシー退団が濃厚。 - ザカリア 5
最初はなぜ獲得したのかわかりませんでしたが、CLグループステージの終盤でチャンスを得て、ようやく出場機会が出ました。ただ、ランパードのもとで出場機会を得られず、不完全燃焼で終わりました。 - チュクエメカ 6
技術が高く最初は高い位置でプレーしていましたが、終盤に得たチャンスでは本来のボランチでプレー。継続的にプレーできる環境で1シーズン過ごしたほうがいいように思えますが、ポチェッティーノはどうするでしょうか。化ける可能性は十分ありそう。 - エンソ 8
高額な移籍で加入し、プレッシャーは大きかったと思いますが、全く問題ありませんでした。攻守でレベルの高さを発揮し、冬からほぼ出ずっぱり。不調のチームの中でも気を吐きました。課題としてはシュートが入る気がしないことくらい。しばらくチェルシーの中盤を牽引してくれる逸材です。 - ジョルジーニョ 6
急な移籍でした。ただ売るならばこのタイミングしかなく、年齢や直近のパフォーマンスを考えると妥当なものでした。ライバルクラブに売ったのはどうだったかと思いますが。
- ギャラガー 6
大活躍したローンを経て、チェルシーでプレー。序盤はトゥヘルのもとで低い位置でのプレーで、技術不足でミスが目立ち、厳しいかなと思いました。ポジションをあげてからは、積極的なプレーで一定の存在感を示しました。途中から入っても流れを変えられる存在であるのは大きいです。新シーズンは残留の可能性のほうが高いかなと思います。 - マウント 5
過去2シーズンはチームMVP級の活躍を続けてきましたが、今季は失速。怪我や病気での離脱、代表での疲弊、プライベートでも問題に巻き込まれたり、不本意なシーズン。マウントの不調がチーム全体の不調にも繋がったとも言えるかもしれません。チェルシーの未来であるべき選手ですが、移籍がほぼ確実な状況となっています・・・。
FW
- プリシッチ 5
加入から年々失速し続けている印象。周りが不調の中でも印象を残せませんでした。 - ツィエク 5
大活躍したワールドカップ後はいい時期がありましたが、冬のPSG加入が直前で破綻になり、気の毒なシーズンとなりました。 - スターリング 5
案の定というか期待を下回る結果。終盤のノッティンガム・フォレスト戦のような得点を来季は見られるでしょうか。 - フェリックス 6
デビュー戦で退場し、復帰後は能力の高さを示し、1人でもゴール前でチャレンジできることを示しました。しかし、肝心の得点力に欠け、半年のローンの評価としてはまあまあといったところ。守備の強度に欠け、ポチェッティーノは買い取り行使を希望せず。 - ムドリク 5
鳴り物入りで加入し、デビュー戦は驚かされました。ただ、その後は目立つような活躍はなく、ゴール前で決定機を外し続けました。ウクライナリーグからの加入であり、試合をやっていなかった中でのプレミアデビューのシーズンだったため、来季からが本番。能力の高さは抜けているかと思いますので、チームとしてどう活かすか定まれば一気に活躍しそう。 - マドゥエケ 6
オランダでの活躍を受けて加入。良くも悪くも全体的に粗さが見られます。定期的にプレーできるプレミアのクラブで1シーズン過ごしてからのほうがいいのではと思いますが、残留しそう。
- ハヴァーツ 5
期待は高いものの安定して高いパフォーマンスは見られず。最前線を張ることが多い中で決定機を外す場面が多く、リーグ戦7ゴールは物足りません。
※記載漏れだったため追記 - オバメヤン 4
トゥヘルに呼ばれてやってきたら、すぐにトゥヘルがクビになるという不運。3ゴールのみと大きな失望のシーズンとなりました。 - ブロヤ 5
先発は少なかったものの、トゥヘル、ポッターのもと怪我前までは出場チャンスを得ていました。少しずつチェルシーでやっていく準備をしていましたが、大怪我でシーズンの大半を棒に振りました。プレシーズンでの復帰を目指しています。 - DDフォファナ 5
冬に加入し、すぐにローンに出すべきでしたがまとまらず、半年間特に何もなく終わりました。実力的にはまだまだのため、ローンでしっかりと結果を出すことが最優先。
シーズンMVP
クラブでの発表と同じでチアゴ・シウバで決まり。
少し離脱期間はありましたが、ほぼフル稼働で、パフォーマンスも最も安定していました。
ブラジルからのオファーがあるとも言われていますが、来季もおそらく残留。
まだチアゴ・シウバのプレーを見られるのが楽しみでなりません。
ベストゴール
ウェストハム戦のチルウェル
ベストゲーム
ドルトムント戦の2ndレグ
この試合がきっかけになり得るかと思ったのですが、長くは続かずにその後ポッターも解任になり、さらに転落。
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