チェルシー2024−25シーズンの選手個人採点

24-25

24−25シーズンの各プレーヤーの評価を10点満点でやってみます。

10試合以上出場した選手を対象。

CWCについては、新加入選手が含まれるため除外し、評点もCWCのパフォーマンスを含めないものとしています。

GK

  • サンチェス 4
    失点に絡むミスが多く、正GKの座を失う時がありましたが、基本的にシーズンを通して正GKとしてプレー。シーズン終盤、セービングやハイボール処理の面ではトップレベルのGKであることを示しましたが、パスはミスが目立ちます。特に前進に苦しむ試合でGKに返して、サンチェスのパスがズレてリズムがさらに悪化していました。リーグ優勝を目指すならもっとGKに質が求められるということは明らかだと思いますが、CWCでのパフォーマンスは一級品でした。CWCのサンチェスを信じていいのでしょうか。
  • ヨルゲンセン 6
    スペインから新加入。徐々に出場時間が増えるに従いいいプレーも現れ、サンチェスからポジションを奪うことが期待されましたが、そのチャンスを活かせず。チャンスが訪れたときにミスが出てことで、ポジションは取れませんでした。リーグの違いにも慣れただろう来季に期待したいです。

DF

  • ジェイムス 5
    今季も怪我に悩まされました。出場さえすれば流石のプレーであり、右足のキックの精度は抜群。直接FKでのゴールを含め、得点を取れる貴重な選手。中盤でのプレーがあったシーズンでしたが、中盤では持ち味を十分に発揮しているとは思えませんでした。ライトバックや右CBでのプレーを見たい選手。
  • ギュスト 4
    今季のギュストはほとんどいいプレーが見られず、昨シーズンとは別の選手のようでした。プレシーズンではポジションに囚われない自由なプレーで期待を抱きましたが、新たな役割にプレーのリズムが崩れ、攻守ともにミスが目立つシーズン。CWCではいいプレーを見せていたため、新シーズンには期待したいところ。
  • コルウィル 8
    不安定なセンターバック陣の中、シーズンを通してディフェンスの中心として安定していました。特に序盤はパス出しが抜群であり、屈指のセンターバックになる気配を感じました。途中で少し不安定な守備を見せましたが、リーダーシップを見せて全般的に高いパフォーマンスだったと思います。まだまだミスもありますが、若手センターバックとしてチェルシーで1シーズンフルで戦いきったことは大きな収穫になったでしょう。
  • トシン 6
    フリーでフラムから加入。少し馴染むのに時間がかかりましたが、終盤は安定した守備を見せるようになりました。パーマーの仲良しであり、アンクルトシンとしてメンタル面でのサポートも。
  • フォファナ 5
    序盤はコルウィルとの補完性高いペアで高いパフォーマンスを見せました。前からガツガツいけて、攻撃時は持ち運べる能力を持っています。ただ、今季もやはり怪我に泣きました。再びの長期離脱で稼働率の低さは相変わらず。来季は残るのか、また残るとしてどれくらい稼働できるかですね。
  • バディアシル 5
    出場した試合は悪くなかったと思いますが、多くの場合でコルウィルのバックアップ止まりであり、出場チャンスがあっても怪我で離脱するイメージがついてしまっているのが悔やまれます。
  • アチェンポン 6
    契約問題を解決し、トップチームにずっと帯同しました。能力の高さは特別なものを見せました。最終ラインすべてをこなせ、中盤でもプレーできます。足元の技術はトップレベルで、自ら持ち運ぶプレーが得意。マレスカとしては新シーズンもチェルシーに残したいと言っていますが、どういった起用法を考えているか。マレスカ次第では重要な選手になる可能性も十分ありそうです。
  • チャロバー 7
    夏は不遇の対応を受けてローンに出されましたが、冬に帰還。最終的にはレギュラーを掴んだといっていいところまできました。まだ去就はわかりませんが、こんなにクラブに忠誠心を示す選手を放出するとなれば失望しかありません。
  • ディサシ 3
    センターバックとしてはほとんど出場することなく、ライトバックとして出場することが中心。チャロバーより優先して残しましたがほとんど戦力にはならず、冬にアストン・ヴィラにローン。買取にはならないため、またあらたな移籍先を探す必要があります。
  • ククレジャ 9
    マレスカのシステムに最も適応した選手。シーズンフル稼働し、チームトップのプレー時間となりました。最終ラインでも6番、8番でもプレーし、全てでハイクオリティでした。得点能力も開花し、一時期はチーム内で最も得点が期待できるDFでした。

MF

  • カイセド 9
    最高額での移籍金にふさわしい期待通りの圧倒的パフォーマンスを見せたシーズンでした。マケレレ、カンテと歴代最高の守備的MFの系譜を継ぎ、特別な選手として立場を確かなものにしました。カイセドがイマイチなプレーを見せた試合があったことを思い出せないくらいシーズン通して最高のパフォーマンスでした。
  • ラヴィア 5
    昨季は出場なしといっていいほど極わずかな出場時間数で、それに比べるとチームへの貢献が見られたシーズン。しかし、やはりラヴィアも怪我を繰り返し、フルでプレーできず。ECLはメンバーから外し慎重に起用しなければなりませんでした。出場した試合に限れば、素晴らしいプレーでした。カイセド、エンソとラヴィアが揃えばどこ相手でもやれる中盤のクオリティになるため、出場時間をいかに増やせるかが本当に重要です。
  • エンソ 8
    一時期はベンチが続きましたが、コンディションとマレスカのシステムに適応してからはより完成されたMFに。インサイドMFとして前線への飛び出しも積極的にすることで、得点数を伸ばしました。シュートはまだあまり上手いとはいえないため、まだまだ数字は伸ばせるはずです。新シーズンは、ストライカーのバリエーションが増えたことで、アシストも相当期待できそうです。
  • KDH 5
    マレスカがレスターから連れていった選手ですが、出場時間が十分に与えられませんでした。器用な選手だとは思いますが、ライバル達との能力差があるのが現状。それでもバックアッパーとして、カンファレンスリーグ優勝や守備固めで一定の貢献。

FW

  • パーマー 8
    シーズン終盤は点が取れなくなり、ボール離れも悪くパフォーマンスは良くありませんでしたが、大活躍の1シーズン目でマークが厳しくなった中でもチームの中心選手に間違いなく、リーグ15ゴールはさすがとしか言いようがありません。
  • エンクンク 5
    序盤はカップ戦で点を量産し、復活のシーズンを期待しましたが、マレスカのスタイルに適応できず。9番でもウイングでも物足りず、守備での強度不足もあってなかなか厳しい状況。放出濃厚とされますが、CWCでの起用法はこれまでと違って可能性を感じたので、残留の可能性も多少はあるか。
  • フェリックス 4
    ギャラガーを売却して完全移籍で復帰。当初からマレスカが望んだ獲得ではないと言われていましたが、序盤はエンクンクとともにカップ戦で活躍。ただ、いつものフェリックスというか最初の期待は高いものの失望に変わっていく流れ。マレスカから信頼されず、冬にローン。ミランでも序盤のみの活躍で終わり、次の移籍先を探す必要があります。
  • ネト 7
    ウイングでは最もコンスタントに活躍しました。途中までは数字が残せませんでしたが、緊急事態で偽9番でプレーして点を取り、ウイングに戻ってからも自信をもってプレーが出来るようになりました。
  • マドゥエケ 7
    集中が欠ける場面は見られますが、攻守で着実に成長を感じられています。一人で単独突破できますし、何も無いところから点を取れる貴重なコマです。あと少しでトッププレヤーになる素質があると思いますが、アーセナルへの移籍が確定。
  • サンチョ 6
    加入直後はアシストを量産し、復活したかに思えましたが、期待は最初がピークでした。とはいえ、シーズン通せば及第点だったと思います。想像以上に守備で頑張っており、攻撃時はゴール前での消極的選択が気になりましたが、パーマーやククレジャとの連携でいい攻撃を作っていました。チェルシーは買取希望していましたが、給与条件で合意に達せず、残留とはなりませんでした。
  • ジョージ 6
    アチェンポン同様にアカデミー上がりでファーストチームに帯同し続けました。偽9番はハマったりハマらなかったりでしたが、サイドで幅を取るよりはより中央で活きるタイプに思えます。フラム戦でのゴールがなかったらチェルシーはCL圏内を逃していたかもしれず、アカデミー出身者がチームを助けました。新シーズンはローンで経験を積むことが重要そうです。
  • ムドリク 2
    全コンペティションで11試合の出場のみ。その後は、ドーピング違反で出場できず。長期の出場停止となり選手人生が終わりかけています。チェルシー最大の獲得失敗例の1つとなりました。
  • ジャクソン 7
    点を量産した時期もありましたが、今季も決定機で決められない場面が目立ち批判を受けました。とはいっても、マレスカのスタイルでプレーできる9番はジャクソンしかおらず、役割は十分に果たしたと思います。新たなライバルが増えて負担がいい意味で減り、期待されるプレーを続けられるか。
  • ギウ 6
    バルセロナから加入。前線での強烈なプレスからボールを奪いゴールに向かう持ち味はプレシーズンから発揮。カンファレンスリーグなどカップ戦で出場機会を得ました。年明けからリーグ戦で少し出場し、チャンスが増えるかと思いましたが、ジャクソン離脱と同タイミングで離脱する不運。新シーズンは出場機会を得られるクラブで結果を出すことが求められそうです。

シーズンMVP

シーズンMVPはカイセド。

ほぼ全てのサポーターがカイセドとするでしょう。

次点は、ククレジャ。

カイセドがあまりにも良かったからMVPにはなりませんが、ククレジャもシーズン通して様々を役割を高い次元でこなしました。

ベストゴール

フラム戦(A)のネトのゴール

Fulham 1-2 Chelsea | HIGHLIGHTS | Premier League 2024/25
PL Matchday 33 - Highlights of Chelsea's 2-1 Premier League win against local rivals Fulham at Craven Cottage...Subscrib...

パーマー、エンソと繋いでネトの強烈なフィニッシュ。

ゴールの質も素晴らしいですが、ジョージのゴールで追いついてATで勝ち越しという展開も熱かったです。

この勝利がなければCL圏内入りが難しかったかもしれない重要なゴールでした。

ベストゲーム

PL15節スパーズ戦(A)

Tottenham 3-4 Chelsea | HIGHLIGHTS - Extended | Premier League 24/25
PL Matchday 15 - Extended highlights of Chelsea's 4-3 Premier League win against Tottenham Hotspur at the Tottenham Hots...

ククレジャの2度のスリップで2失点を与えながら、サンチョ、パーマーで追いつき、エンソが逆転ゴール、最後はパーマーのパネンカでスパーズを沈めた試合。

乗りに乗ってる時期のチェルシーで強かったですし、熱い試合でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました