チェルシーのキングことドログバが現役を引退することを発表しました。アメリカのフェニックスライジングで選手兼オーナーとしてプレーしていましたが、40歳でスパイクを脱ぐこととなりました。
チェルシーには、2004年にマルセイユでのUEFAカップ等での活躍により当時のクラブレコードである£24mで加入。長年チェルシーのエースストライカーでありピッチ内外のリーダーの1人として、チェルシーにあらゆるタイトルをもたらしてくれました。2012年にクラブ悲願のCLのタイトルをもたらした後、中国に移籍しましたが、2014年に復帰し、またもリーグタイトルなどをもたらしてチェルシーを退団しました。
モウリーニョの戦術のキープレーヤーであり、前線の軸として加入直後から重要な選手であり続けました。はじめの頃はゴール数を稼ぐ選手というよりは、前線での体を張ったチャンスメイクや守備面での貢献で目立っていたと思いますが、シェバが加入して2トップをしたりすることでプレーの幅が広がり、ストライカーとしてより手がつけられなくなりました。さらには、FKも習得してセットプレーからも点が取れるようになりました。
1番凄かったシーズンは、29ゴールあげたアンチェロッティ時代ですね。アネルカとのコンビは最高でした。あのシーズンはどっからでも点が入ると思えるほど神がかっていたと思います。
またドログバは大舞台に強いことからチェルシーサポーターからも圧倒的な人気があったと思います。ライバル相手でもよく点を取りましたが、特にアーセナルからは毎回取っているんじゃないかというレベルでお得意様にしてましたね。
FAカップ決勝での勝ち越しゴールなどさまざま大舞台で点を取ってきましたが、最大のシーンはミュンヘンです。諦めかけたときにマタのCKに合わせて土壇場でドローに持ち込み、PK戦でチェルシーにビッグイヤーをもたらしたのもドログバでした。チェルシーの新たな歴史を作り上げたまさにレジェンドですね。
チェルシーでの出場数とゴール数
381試合出場164ゴール(クラブ歴代4位のゴール数)
主な獲得タイトル等
・プレミアリーグ 4度(04-05、05-06、09-10、14-15)
・チャンピオンズリーグ 1度(11-12)
・FAカップ 4度(06-07、08-09、09-10、11-12)
・リーグカップ 3度(04-05、06-07、14-15)
・プレミアリーグ得点王 2度(06-07、09-10)
・PFA Team of the Year 2度(06-07、09-10)
・UEFA Team of the Year 1度(07)
・ワールドカップ出場 3度
・アフリカ最優秀選手賞 2度(06、09)
ドログバのゴールは、その異次元なフィジカル能力を活かしたスーパーゴールに溢れています。リバプール戦のキャラガーをブロックして振り返りざまに打ったシュートも好きなんですが、個人的に一番好きなのは エバートン戦のゴールです。ブラルーズのミスなどで2-2で終了かと思っていた終盤にとんでもないゴールによる逆転劇で大興奮だった記憶があります。
引退発表となってすぐにはなりますが、来週の月曜日には東京にやってきます。どんな話が聞けるのか楽しみですねー。休みを取ったので、しっかりと観てきます!
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