デッドラインデイにルイスがアーセナル移籍へ

　補強禁止処分のチェルシーにとって、デッドラインデイはドリンクウォーターやトモリなどいくつかのローンが決まるかもしれないくらいであまり興味を持っていませんでしたが、びっくりのニュースがやってきました。
　ルイスのアーセナル移籍が今日決まることが決定的に。移籍金は￡5-10m程度になりそうです。
　ルイスはチェルシーと5月に2年の契約延長を行っており、またプレシーズンでも最終のグラードバッハ戦を除けばCB陣の中心としてプレーをしていたように思えました。
　ルイスが水曜日に練習拒否したという報道がありますが、正しくはランパードの決定でトレーニングから外しています。ルイスのザルツブルク戦での低調なパフォーマンスによって、ランパードはルイスをレギュラーから外してズマとクリステンセンのペアでユナイテッド戦に挑むと考えたようです。
　ランパードはプレシーズン序盤からCBの中ではルイスを重用していて、個人的には、グラードバッハ戦に出場しなかったのは、ルイスはCBの第1候補で決まっているため、残り1枠をズマとクリステンセンで競わせるためかと思っていましたが、全く違う事情があったようです。
　ルイス自身はPSG時代に指導受けていたエメリの元でのプレーを望んでおり、アーセナル移籍を希望していると言われています。
　しかし、今出ている報道だけではルイスが急きょ移籍を決断するに至った背景に納得がいきませんねえ。もっと何か根本的な問題が生じていたようにも思えます。
　ルイスの移籍によって、エバートンへのローンの噂があったトモリは残留が濃厚になります。ズマ、クリステンセン、トモリに加えてトレーニングに復帰し始めたリュディガーの4枚がいれば問題ないかなとは思います。
　正直まさかの展開で功労者のルイスがこういう形で移籍になれば大きな失望ですし、開幕前にロッカールームの雰囲気がどうなるんだろうと心配になります。ただ、前から言っているとおり、上を目指すならば軽率なミスが多いルイスがレギュラーになっている状況は好ましくないとも思っているので、望んだ形ではありませんが若手にシフトしていくいい機会になってくれればそれもありかなとは思います。