U17ワールドカップ 日本対オランダ

 U17ワールドカップが開幕しました。チェルシーからは期待のマートセンがオランダ代表として選出されています。第1戦の相手が日本で、この大会はJSportsで放送があるということで観てみました。
 チェルシーではレフトバックとしてプレーするマートセンですが、オランダ代表では主に中盤でプレーしているようです。この試合は基本は中盤でプレーしながらも、試合中に頻繁にシステムを変えるため、それに合わせてマートセンがポジションを移しています。
 チェルシーでは、今シーズンのプレシーズンでファーストチームに途中まで帯同しており、出場機会も得ていました。スピード、積極性があって、攻め上がりのタイミングもいいものを持っており、年上のカスティージョよりもポテンシャルの高さは感じられました。オランダ代表では中盤でプレーすることからもわかるとおり、技術面でも優れたものを持っており、けっこう万能型な選手のイメージです。
 この試合ではまず2ボランチの1角でプレーしながらも、攻撃のビルドアップ時などはポジションを下げて3バックの左CBのような格好で絡んでいました。日本が得点を入れたことで攻める形になった後半途中過ぎからはアンカーとして中盤の底からゲームメイクし、その後はインサイドハーフっぽいポジションに移ったように見えました。
 日本がヨーロッパチャンピオンのオランダ相手に快勝したことで驚きを与えていますが、試合内容からしてもおかしくない結果ですし、オランダは強さが感じられませんでした。その中でマートセンは決して悪くないプレー内容だったかとは思います。抜群なプレーはありませんでしたが、やるべきプレーを支障なくこなしていた印象です。少なくとも能力の高さは十分感じられました。
 代表でのプレーもちゃんと見たいため、オランダ代表にはもっと頑張ってもらって上まで行ってもらわないと。

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