残りの移籍市場での注目点

移籍23-24

プレミアリーグが始まり、移籍期間は約半月を残すのみとなったことから、残りの移籍市場での注目点を整理します。

獲得について

補強ポジションとしては中盤センターが最優先ですが、カイセドはほぼ手続き完了。

その他では、GKが新たに補強必須。

エンクンクの長期離脱によってトップ下、CFも獲得の可能性が高まっています。

カイセド

今夏のメインターゲットであったカイセドはチェルシーとブライトンの間で移籍に合意したとの報道が出たばかり。

£100mにアドオン£15mの合計£115mでの移籍になります。

メディカルチェックを済ませ、週早い時点で獲得発表が行われ、ウェストハム戦からは出場が見込まれます。

ラヴィア

£55mでサウサンプトンとの移籍についてほぼ合意と言われていましたが、リバプールがカイセドを逃したためにそれを上回るオファーを出してきたようで、状況はカイセドのように混沌としています。

本人はすでにロンドンにいます。

シティ時代から知るシールズ含めチェルシー幹部陣からの評価が高く、ポチェッティーノも高く評価しているともいわれています。

また、アザールからチェルシーの情報を聞いたとの報道(アザールはリバプール戦をスタジアム観戦していたようです)。

ずっとチェルシーがコンタクトしてきたカイセドとは状況が違っており、ラヴィアの方が分が悪いと思いますし、£60mくらいになりそうなので、そこまで出す必要があるかは疑問。

ワシントン

サントスとの移籍について合意し、ロンドンに向かうと報道されています。

当初はそのままストラスブールへのローンという話でしたが、エンクンクの離脱によってワシントンをチェルシーに残すという噂も生じています。

ただ、ブラジルで2023年にトップデビューしたばかりであり、現実的にチェルシーですぐプレーするとは考え難いのかなと思います。

獲得してもすぐローンが濃厚か。

GK

ケパが移籍したことで補強が必須になりました。

そもそも今夏、GKはメニャンクラスの補強が必要だった思うのですが、GKに対する優先度が高いようには思えません。

サンチェスと争える選手を比較的安価で連れてくるような流れになるのでしょうか。

トップ下、CF

トップ下ができる選手としては、オリーセの獲得に動いているとされます。

本人との契約はほぼ合意に至っているとの報道もあります。

クリスタル・パレスにはホールのローンやハドソン・オドイを含めての交渉について噂が出ているように、カイセド、ラヴィアの獲得の次はオリーセを狙いに行く可能性が十分ありそうです。

現状オリーセが濃厚ですが、クドゥスも候補としてずっと言われており、エンクンクの代わりという点ではクドゥスの方が計算できるように思えます。



CFでは、モンペリエに所属するフランス人FWのワイについて移籍の話があります。昨シーズンはリーグ1で19ゴールをあげた選手。パリやウェストハムなどからの関心を受けています。

また、ヴラホビッチはルカクとのトレード+αでの話が完全に終わってはいないか。

トレードでも高額な金額が必要とされながら、チェルシーにフィットするイメージを抱けず、ヴラホビッチは必要性を感じません。

放出について

ケパが急きょ、マドリーに行くことが決定。

他にローン移籍がほぼ確実なのは、ホールのクリスタル・パレス、カサデイのレスター、ハンフリーズのスウォンジー。アンジョリンやヴェイルもチャンピオンシップを中心にローン先を探しています。

バーストウはポチェッティーノが評価しているともいわれ、CFの獲得状況やブロヤのコンディション次第かもしれませんが、現状はローンしない方向。

GKもケパの代役とベッティネッリの怪我の影響によって、ベルグストロームかビーチのいずれかは残留かと思います。

カイセド(とラヴィア)が決まると中盤の余剰人員が整理されるでしょうから、ウゴチュクがストラスブールにローン移籍する話が浮上するでしょう。アンドレイ・サントスは残留か。

新加入のモレイラはほぼ出番がないと思いますが、加入時にまずファーストチーム帯同するという話し合いが行われたようなので、PL2の試合に出つつカップ戦などでチャンスを待つような流れでしょうか。



完全移籍で放出したいのは、ルカク、ツィエク、ハドソン・オドイ、サール。

ハドソン・オドイはフラムやクリスタル・パレスといったプレミアのクラブに行く可能性が高いと思いますが、他は最後まで難航しそうです。

8月末で決められなくてもサウジアラビアという保険があるのは大きいですが。


チャロバーやギャラガーも移籍金によっては放出の可能性が十分あるかなと思います。

カイセド(、ラヴィア)に大金を費やすことが決まった以上、穴埋めをする必要があり、アカデミー出身者はどうしてもその候補になってしまいます。

特にギャラガーはウェストハムのパケタの絡み次第では移籍金の上乗せが期待され一層可能性が高まりそうです。

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