チェルシーはUEFAより財務規則違反により罰金処分を受けることとなりました。
£26.7mの罰金が科され、加えて今後4年間で改善がなされない場合には£51.2mが追加制裁されます。
UEFAが1クラブに課す罰金としては過去最大規模。
処分理由としては、クラブの収益に比して許容される損失額を上回ったことで、選手の給与や移籍金、エージェント費用の合計が収益の80%超となっています。
チェルシーは、プレミアリーグでは認められる資産売却(ホテルや女子チームなどを関連会社へ売却した取引)で、PSRを満たしましたが、UEFAの財務審査では収益に計上されないため、認められませんでした。
現時点では出場資格剥奪や勝ち点剥奪などのスポーツ的ペナルティは行われず、今後2〜4年間、UEFA主催大会での出場登録人数が「選手売却などで財務改善できた場合のみ」許可される措置が取られる可能性があります 。
チェルシーはUEFAと協議し、2028‑29シーズンまで続く財務改善の合意(和解契約)に応じています。
今後もUEFAの財務監視下に置かれ、収益改善・支出抑制が急務になります。
今マーケットもギッテンスを含めれば相当な額を支出しています。
余剰戦力の放出でどれほどそれを補填できるか。
マドゥエケの売却話も浮上していますが、ギッテンスやジョアン・ペドロの獲得金よりも低い額での売却はさすがにありえないと思います。
ペナルティを科されたことでよりいっそう賢い立ち振舞が求められます。



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