ようやくアネルカのドキュメンタリーがNetflixにあがったので、早速観てみました。
タイトルは、『アネルカ: 天才プレーヤーの素顔』です。
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これまでのキャリアを振り返りつつ、現在の生活や大切にしていることをまとめたドキュメンタリーで約1時間半の作品です。
インタビューに参加している選手たちも豪華で、ドログバ、ギャラス、アンリ、ベンゲル、ヴィエラ、ピレス、プティ、ポグバ、エブラ、ダクール、アミレシュ、アブリエルといった人たち。
特にアンリのインタビューは面白いですね。
1個上でクレールフォンテーヌ時代からよく知る2人の関係性が垣間見れます。
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チェルシーの選手の中でも特に好きな選手の1人であるので、楽しみにしていましたし、チェルシー加入前の知識はそれほどなかったので、面白く見ることができました。
マスコミやきらびやかな生活への反感、自分の気持ちを隠さない性格から度々問題を起こしてきました。
このドキュメンタリーを見ると、まあいろんな騒動に巻き込まれているのがよくわかります。
- PSGからアーセナルへのフリー移籍
- マドリード時代のマスコミとの対立
- リバプールへの完全移籍にあたってのウリエとの問題
- クラーク解任後の、WBAでの反ユダヤ主義と疑われるジェスチャー
- サンティニ時代のフランス代表への参加拒否
- 南アW杯でのドメネクへの暴言、代表追放
こういった騒動というのは、マスコミの目から見た情報が伝えられ、選手側の主張はなかなか伝わりません。
特にアネルカの場合は、マドリード時代のマスコミ不信のせいもあってか余計なことは全く言わないので、このドキュメンタリーでアネルカ側の言い分や、事件の背景が部分的にわかります。
特に、様々な問題を巻き起こした南アW杯でのドメネクとの事件は、面白かったですね。
ここは、やはり特別に時間をかけて説明されています。
W杯が始まる前に、すでにアネルカには抱いている不信感があって、事前にエブラには相談していたようです。
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ドメネクには、前に残る役割を任されていましたが、アネルカが活きるのは少し下がりながらのプレーのため、使われ方に不満を持っていたようです。
それがW杯での不振&事件につながっていくわけです。
第2戦でのハーフタイムで下げられることになったアネルカが、ロッカールームでドメネクに放った暴言がレキップすっぱ抜かれます。
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ロッカールームでの漏れるはずはない(事実でない)言動を記載した記事によって、アネルカは代表にいることができなくなります。
アビダルとエブラは監督と対話する機会を設けましたが、ドメネクは現れず。
代表追放になり、あらゆるところからバッシングを受けます。
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以後代表に招集されることはありませんでした。
南アW杯から8年後のインタビューでドメネクは、アネルカが実際に放った言葉を明かします。
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ドメネク時代のフランス代表組織が、相当腐っていたんだと想像できました。
チェルシー時代の話としては、モスクワでのCL決勝におけるPK外しが主題。
チェルシー加入については、
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加入後半年でCL決勝の舞台を再び踏むことになりますが、アネルカがPKを外したことでユナイテッドにタイトルを譲ります。
その傷はかなりのもので、チェルシーでいいことはあったが、あの失敗は忘れられないそう。
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現在のアネルカはドバイで暮らしています。
家族と過ごす時間を何よりも大切しているそうです。
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サッカーから離れたわけではなく、サッカークラブのコーチもしているそうです。
PSGからアーセナルへの移籍や、マドリーへの移籍は、国境を超えて多額のマネーが動く近代サッカー界の先駆け的な出来事でした。
それに馴染めず適応しようともしない性格から、さまざまな軋轢を生みつつ20年駆け抜けたアネルカのサッカー選手人生を振り返るドキュメンタリーでした。
サッカーで成功を収めた経歴に誇りを持っていながらも、現在のゆったりした人生を真に楽しんでいる姿は選手時代は観られなかったので新鮮でした。
波乱万丈な経験をしてきたからこそ、今の悟ったような生活ができているのかもしれませんね。
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