チェルシー2023−24シーズンの選手個人採点

23-24

23−24シーズンの各プレーヤーの評価を10点満点でやってみます。

選手個人評価

GK

  • ペトロヴィッチ 7
    サンチェス離脱のチャンスを掴んで正GKの座をつかみました。最後の方はミスがありましたが、全体的には好印象。シュートを止めることに関しては、安心感があります。一方、ボール供給面では不安定感あり。しかし、こちらは次第に自信がつき、向上しているようにも見えました。優れたGKだと思いますが、自信を持って今後もチェルシーの正GKを務める選手とは言えず、総合的により上のレベルの選手が必要かと思います。
  • サンチェス 4
    離脱するまでは正GKを務めました。シュート処理、パス出しいずれも特別優れた能力を持っているようには思いませんでした。途中からはほぼ不在であり、戦力になったとは言えません。マレスカは評価しているとされますが、サンチェスで大丈夫なのかという不安があります。

DF

  • ジェイムス 4
    今季も怪我でほぼ不在。最後には軽率な行為でサスペンションを受け、来季開幕から3試合出場できません。今季しっかりと怪我を治せたはずなので、来季こそは本領発揮のシーズンとしなければなりません。
  • ギュスト 9
    実質チェルシー1年目でどこまでやるかわかりませんでしたが、見事な活躍。ジェイムスの不在をほぼ感じさせない圧巻のパフォーマンスを見せました。守備で抜かれることがほぼなく、ボールを持っても技術高く、アシストを重ねました。
  • ギルクリスト 7
    アカデミー出身でトップチームの一員として十分以上役割を果たしました。アカデミーの試合を見る限り、トップチームでやれる能力があるか疑問だったものの、強いパーソナリティを持ち積極的なプレーを見せ、残り僅かな時間での出場にも関わらずインパクトを残し、トップチームに定着しました。来季はローンが濃厚でしょうから、結果を残せれば次のステップが見えてきます

  • チアゴ・シウバ 7
    最後は少し出場機会を減らしましたが、39歳の今季もほぼフル稼働しました。シーズンを通してのパフォーマンスを考慮すれば、CB陣で最も安定したプレーを見せていました。今季末で惜しまれながらチェルシーを退団。近年不調のチェルシーですが、チアゴ・シウバのプレーは常に一級品でした。
  • ディサシ 7
    プレー内容は波があり、ミスも見られましたが、新加入のシーズンで序盤からほぼレギュラーに定着し、DFでは最もプレータイムが長い選手となったことは評価したいです。ビッグゲームでは集中力高く高パフォーマンスだった印象があるので、シーズン通してどれくらい継続できるかですね。
  • チャロバー 6
    怪我で後半戦からの出場となりましたが、復帰してからのパフォーマンスは非常に良かったです。4バック時のCBとしてのチャロバーは昨シーズンまであまり評価していませんでしたが、大きな成長を見せました。終盤の躍進の一端を担った選手だったので、来季も残留し、CBの中心としての活躍を期待したいです。
  • コルウィル 6
    ブライトン時の活躍を期待しましたが、復帰後の今季はほぼその姿を見ることができませんでした。序盤はSBとして起用され。持ち味を出せず、終盤は怪我で長く離脱しました。チェルシーでの初のシーズンだったので、もっている能力を考えれば、来季に期待したい選手です。
  • バディアシル 5
    バディアシルも怪我が想像以上に長引き、後半戦から出場。パフォーマンスはミスが目立ち、昨シーズンの安定感が失われていました。しかし、最終盤はだいぶ調子を戻し、持ち味のいいフィードを見せる場面も何度か見られました。
  • フォファナ 2
    怪我で出場時間なし。フォファナも大きな怪我が続いています。来季の中盤以降から戦力になってくれることを願っています。
  • チルウェル 3
    ジェイムスと同じで怪我が多すぎます。序盤戦はウイングのポジションで使われ、パフォーマンスがよくありませんでしたし、戦力としてはほぼみなされなかったシーズンでした。能力は間違いないのですが、来季も現状が続くと考えなければなりません。
  • ククレジャ 7
    当初は放出候補とされていましたが、チャンスを得て実力でポジションを掴みました。最終盤の連勝はククレジャの偽SB起用での貢献が最も大きかったかもしれません。
  • マートセン 5
    守備力、高さからポチェッティーノからはサイドバックとして使われることがほぼなく、ウイングなどでの起用のみ。ドルトムントへのローン生活で能力を見せましたが、将来がどうなるか。

MF

  • カイセド 7
    史上最高額での加入だったので、その価値を見せているのかいろいろ言われました。確かにシーズン中盤頃までは力を十分発揮できていたとは言えませんでしたが、後半戦はすごかったです。やはり間違いない買い物であり、来季以降はさらに能力を見せてくれるでしょう。
  • エンソ 7
    今季は1列前でのプレーとなり、攻撃能力を十分発揮しました。シュート以外はパーフェクトなMFだと思っています。怪我を抱えながらでのプレーでこれだったので、マレスカ体制でさらなる活躍が期待できそう。
  • ギャラガー 8
    常にハードワークを続け、攻守で躍動しました。ジェイムス、チルウェルが不在だったので、ゲームキャプテンも担いました。しばらくノーゴールが続きましたが、最終的には全コンペティションで7ゴールと悪くはない数字。ただ、ポチェッティーノのサッカーがギャラガーに適していたのでここまで活躍できたとも言え、マレスカ体制でも必要な選手には変わりませんが、どこまで重要な選手とみなされるかは見てみないとわかりません。
  • チュクエメカ 4
    スタートは良かったのですが、怪我での断続的な離脱が多すぎました。能力は証明できたので、あとは継続的にプレーを続けられるかですね。
  • ウゴチュク 5
    チェルシーでどこまでできるかわかりませんでしたが、途中出場がほとんどながら卒なくプレーしていた印象です。ただ、怪我での離脱が長引き、戦力にはあまりなれませんでした。
  • ラヴィア 2
    出場1試合で33分のみと失望のシーズン。わずかなプレーでは期待できる内容を見せていたとは思いますが、来季が実質初シーズンとなります。
  • カサデイ 5
    中盤の駒不足によって冬にレスターから戻されました。終盤の高さ要因での起用がメインでカサデイらしさを発揮できた試合は見られませんでした。マレスカのもとでプレーしていましたが、レギュラーとして使われていたわけではなく、来季もまずはローンが濃厚でしょう。

FW

  • パーマー 10
    評価するときに満点をつけることはないのですが、単純な今季のパーマーのパフォーマンスもそうですし、当初の期待との比較を踏まえてもあまりにもプレー質、数字が素晴らしすぎます。当面はチームの中心として非常に期待できますね。
  • ムドリク 5
    シーズン前は期待しましたが、プレー内容が安定しませんでした。いい時が続いたと思ったら、軽いプレーで評価を落とすことの連続。終盤はまた良くなりましたが、来季はどうでしょう。来季こそ真価を発揮してもらわなければなりません。
  • スターリング 6
    序盤は高パフォーマンスで今季のスターリングは違う印象を与えましたが、次第に失速し、サポーターからブーイングを受ける試合もありました。スーパーサブ的な役割だったらいいかもしれませんが、チーム1の年俸をもらっているので、売れるなら売ってもいいのでは。
  • マドゥエケ 5
    何もないところからゴールを生み出したりできるので、面白い駒ではありますが、計算できない選手。最後の方は、出場時間を確保し、守備でも頑張ろうという姿勢を見せ、成長を感じられました。ただ、レギュラーとしてプレーする姿はまだ想像できないです。
  • エンクンク 4
    新加入選手としては最も期待されていましたが、怪我でシーズンをほぼ棒に振りました。冬に復帰もまた怪我で長く不在になりました。エンクンクも来季にかける気持ち十分でしょう。
  • ジャクソン 7
    決定力不足でしたが、それでもプレミア初シーズンで14ゴールは見事。GKとの1対1は入る気がしませんでしたが、動き出しなどシュート以外は安定していいものを見せていました。アフリカネイションズカップで離脱したときにその重要性がより露わになりました。
  • ブロヤ 4
    持ち味はほとんど見せることができませんでした。ジャクソンの決定力不足が言われていましたが、ブロヤが替わりに入ってもそのチャンスを活かせず。冬にフラムにローンとなりましたが、インパクトは全く残せませんでした。

シーズンMVP

パーマーしかいないので、考える必要がありません。

次点はギュスト。

ベストゴール

アストン・ヴィラ戦のエンソの直接FK

ベストゲーム

ユナイテッド戦の4−3での勝利の試合

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