東京国際ユース(U14)サッカー大会の決勝について

 GW中に駒沢で開催されていたU14の国際大会を観に行きました。http://www.tokyo-u14.com/
 海外からは、ボカやパルメイラス、アンデルレヒト、ベルリン選抜などが出場。決勝戦は、ブラジルのパルメイラス対ロシアのチェルタノヴォ。パルメイラスはソウルを、チェルタノヴォはカイロを破っての決勝進出です。 
 決勝戦は、トーナメントを順当に勝ち進んできたパルメイラスがほとんど一方的に押し込みます。技術面において、力の差はかなり感じました。
 パルメイラスは、個人技に長けている両WGの突破を中心にサイドから切り崩そうとしますが、チェルタノヴォは5バック+4枚の中盤をコンパクトに保って、ゴールエリアでは長身のDF達が立ち塞がってパルメイラスに自由を与えませんでした。チェルタノヴォの攻撃というと、ボールを奪ったらすぐに前線の9番のピニャエフへキックし、あとは一人で何とかしてもらうという超クラシカルなサッカーをしていました。
 前半は、パルメイラスのいい攻撃があったので、得点は時間の問題かと思いましたが、後半は焦りや疲れからなのか攻撃が単調になりなかなかゴール前のアイディアに欠けました。また、チェルタノヴォのGKはけっこうレベルが高く、的確にボールを処理していました。
 後半はパルメイラスの守備のマークが甘くなって9番に何度か個人で突破され、ピンチを招きました。
 お互いの持ち味を出して、気持ちも全面に出してあったので、見応えのある試合でしたが、結局、スコアレスでPK戦へ。パルメイラスのGKが大当たりで3人のシュートストップをして、パルメイラスが優勝。

 力量からして順当な優勝でした。チェルタノヴォは守備は大したものだと思いましたが、9番を除いてテクニック不足が見られなかなかこのままでは難しいのかなと思います。パルメイラスは5番のCBのブルノは攻撃面でも貢献できる面白い選手だと思いましたし、11番のカウアン・サントスという小さい選手はこの中でも一番のテクニシャンだったので今後の成長に期待したいです。
 久々に東京国際ユース大会は行きましたが、選手が全力でプレーしてる姿はもちろんですが、観客の応援の微笑ましさなどもあって、けっこう楽しかったですねー。
 ユースの国際試合としては、6月13日~17日までに仙台でU-16インターナショナルドリームカップが開催され、スペイン、セネガル、パラグアイが来るみたいなので、できれば観に行きたいと思っています。http://www.jfa.jp/match/u16_InternationalDreamCup_2018/

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