Chelsea 【2-0】 Manchester City (2018.12.08 PL)

Chelsea:
Arrizabalaga 7
Azpilicueta 8, Rudiger 7, Luiz 7.5, Alonso 6
Kante 8, Jorginho 7, Kovacic 5.5 (Barkley 65 6)
Pedro 7, Hazard 7 (Giroud 90), Willian 7 (Loftus-Cheek 74 6)
Subs not used: Fabregas, Caballero, Christensen, Emerson Palmieri
Scorers: Kante 45, David Luiz 78
Booked: Jorginho, Pedro
Manchester City: Ederson 6, Walker 6, Stones 6, Laporte 6, Delph 5, Bernardo Silva 5, Fernandinho 6, Silva 6 (Gundogan 68 6), Mahrez 6 (Foden 84 6), Sterling 6, Sane 6 (Gabriel Jesus 53 5)
Subs not used: Danilo, Kompany, Otamendi, Muric
Attendance: 40,615
MoM: Kante
(RatingはDaily Mailより)

 ウルヴス相手に負けて、真価が問われる一戦となりましたが、粘り強く戦い無敗のシティをチェルシーが止めました。
 ミッドウィークの試合からは、ベストメンバーに戻してきましたが、注目となったのはアザールを前線においた0トップとしたこと。アザールの0トップは、スパーズ戦のビハインド時に少しだけ行いましたが、スタートからは初めての試みです。そして、パフォーマンスが優れないモラタはベンチ外に。
 シティ相手のため普段とは異なる試合運びを行いました。プレス強度を落として、ラインを通常よりも低めに設定し、ディフェンスに重点の姿勢。序盤からシティがポゼッションを高め、チェルシーがボールを奪取できても低い位置からのビルドアップになり、そしてシティが前線から高速プレスをかけてくるため一向にチャンスは作れませんでした。トップに入ったアザールにはほとんどボールが届かず、我慢の展開が続きました。
 その中でも最近批判の声が多かったルイスが中心に、集中を切らさず、ギリギリの場面でも体を張ってシティの得点の機会を与えません。チェルシーでの出場300試合目となったアスピリクエタも、久々にアスピリクエタらしい粘りの守備でザネに仕事を全くさせませんでした。
 前半はなんとか無失点で抑えて後半に立て直していきたいと思っていた中で、チェルシーは1チャンスをものにしました。アザールのマイナスのクロスに走り込んできたカンテが流し込んでチェルシーが先制。前半で点が取れる気配が全くしませんでしたが、非常に効率よく点をあげて前半を終えました。
 後半もシティがボールを持ちながらの展開に変わりはありませんでしたが、チェルシーがボール取得後のボール回しに余裕が生じ、シティのプレスを回避できる場面が多くなりました。チャンスも何度か作れていましたし、守備ではルイス、アスピリクエタが引き続きほぼパーフェクトな働きぶりでした。コーナーからルイスが追加点を決め、勝利を決めました。
 シティをシャットアウトしての勝利という結果は、全く予想できませんでした。シティは主力選手が欠けていたり、途中でシルバの負傷交代があったりしましたが、チェルシーは目の前の試合に対して貪欲に勝利を求めたことが、この結果に繋がったのかなとも思います。サッリのスタイルはまだまだ習得中ですが、まずメンタリティが問題だというのがサッリが言っていることですし、ここ数シーズンの不安定さを見てみると、やはりその通りなんだと思います。今回勝利という最高の結果になりましたが、継続性を見せられるかが最大の焦点なのかなと思っています。
スタッツ(チェルシー:シティ)
8 Shots 14
5 Shots on target 4
81% Pass Success  88%
72% Aerial Duel Success 28%
10 Dribbles won 16
28 Tackles 19
39% Possession 61%
421 Total Passes 667
6 Crosses 23
0 Through Balls 2
39 Long Balls 58
376 Short Passes 584
パス本数トップ3
リュディガー 60
アスピリクエタ 54
ルイス 49
※ジョルジーニョは37

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