EL決勝 アーセナル戦プレビュー

・チェルシーはリュディガー、ロフタス・チーク、ハドソン・オドイが欠場。
 カンテについて、昨日の会見でサッリは50:50と言っていました。トレーニングにおいても一部別メニューを行っていたようです。
・アーセナルはホールディング、ベジェリン、ラムジーが欠場。ムヒタリアンはアゼルバイジャンとアルメニアの国家間の問題により渡航できませんでした。ウェルベックはトレーニングに復帰しているよう。
 ツェフはこれが現役最後の試合になります。それがチェルシーとの試合とは運命的ですし、この試合が終われば、チェルシー復帰が発表されることになると思われます。ELはツェフが先発しており、エメリはどちらが先発するか明らかにしていませんが、ツェフが出てくれることを願いたいです。
・サッリはメジャータイトルをこれまで獲得したことはありません。一方でエメリは2014年から2016年まで3年連続でEL王者となっています。
・チェルシーが優勝すれば2013年以来のEL優勝。その時の決勝はベンフィカ相手でした。
・イングランドのクラブ同士がEL(前身の大会を含む)決勝で対戦するのは、1972年以来でそのときはスパーズとウルヴスの試合でした。
 同国同士のファイナルは2011年のポルトガル、2012年のスペイン以来の3度目。
・ヨーロッパの舞台で両者が対戦するのはこれが3度目。03-04のCLクォーターファイナル以来で、その時はチェルシーが勝利していますし、チェルシーの歴史においても非常に大事な一戦だったと思います。
・チェルシーは主要なヨーロッパの大会決勝では、5試合で4勝中。一方のアーセナルは、5試合で4敗中。
・試合方式については90分で同点であれば30分の延長戦を戦い、それでも決着がつかない場合はABAB方式のPK戦が行われます。また、延長になれば4人目の交代ができます。
・レフェリーはイタリア人のロッキ。また、この試合にはVARが使われます。
・チェルシーがホームチーム扱いとなります。
・直近の対戦成績
EPL 19-01-2019 Arsenal 2 : 0 Chelsea
EPL 18-08-2018 Chelsea 3 : 2 Arsenal
ICC 01-08-2018 Arsenal 1 : 1 Chelsea
EFLC 24-01-2018 Arsenal 2 : 1 Chelsea
EFLC 10-01-2018 Chelsea 0 : 0 Arsenal
EPL 03-01-2018 Arsenal 2 : 2 Chelsea
・予想スタメン(DailyMailより)
チェルシー:ケパ、アスピリクエタ、クリステンセン、ルイス、アロンソ、ジョルジーニョ、コヴァチッチ、バークリー、ペドロ、アザール、ジルー
アーセナル:ツェフ、メイトランド・ナイルズ、コシェルニー、ソクラテス、モンレアル、ジャカ、ゲンドゥージ、トレイラ、エジル、ラカゼット、オバメヤン

 いよいよ今シーズン最終戦であり、最も大事な試合が迫ってきました。カンテが間に合うかどうかというのはチェルシーにとってかなり重要な点で、昨日の時点で可能性が半々であれば、おそらくサッリは使うのではないかと思います。仮に間に合わなければ、実質3人のMFしかいないこととなります。
 予想スタメンを入れましたが、レフトバックはエメルソンの可能性の方が高いと思います。あとはペドロのところがウィリアンに代わる可能性があるくらいでしょう。
 チェルシーにとっては、CL権を確保しており、アーセナルに比べるとかかっているものは大きくありませんが、今シーズンを成功と言えるためにも、このタイトルへかける思いは変わらないはずです。
 あとは、おそらくこれがアザールのラストゲームであり、ドログバのようにチェルシーにタイトルを与え、最高の形で去りたいと思っているでしょう。アーセナル相手にとんでもないゴールをこれまでも決めていますし、特に期待ができると思います。
 併せて、サッリもこれがラストとなる可能性があります。個人的には、今季で退任とするのはありえないし、何のための1年だったんだと思いますが、近ごろの動きを見ると勝敗に限らず変わる可能性はありますね。

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