チェルシーは8月12日、ラージョ・バジェカーノからペップ・チャバリア(28歳)を獲得したことを正式に発表しました。
契約期間は2031年までの5年間。
移籍金は£16.3m+アドオンと報じられています。
アドオンを£1.7mと伝えており、条件を満たした場合の総額は£18mになる見込みです。
「チェルシーでプレーするのは夢」
正式加入が決まったチャバリアは、クラブ公式を通じて加入への喜びを語っています。
「スタートするのが本当に楽しみです。チェルシーは世界でも最大級のクラブのひとつなので、ここでプレーすることは自分にとって夢です。大きなチャンスですが、その準備はできています。チームの成功を助けるために一生懸命取り組みます」
スペイン国内でキャリアを積み上げてきたチャバリアにとって、今回が初の国外挑戦となります。
下部リーグからプレミアリーグへ
チャバリアはカタルーニャ州フィゲラス出身。
地元のUEフィゲレスでトップチームデビューを飾ると、2018年にUEオロトへ移籍しました。
オロトでは52試合に出場し、その活躍が評価されて2020年にレアル・サラゴサへステップアップしています。
さらに2022年にはラージョ・バジェカーノへ加入し、ついにラ・リーガの舞台へ。
ここからチャバリアの評価は大きく高まっていきました。
ラージョでは公式戦125試合に出場。
2025-26シーズンは公式戦44試合に出場し、クラブ史に残るカンファレンスリーグ決勝進出にも大きく貢献しました。
決勝ではクリスタル・パレスに0-1で敗れたものの、チャバリア自身も先発出場しています。
10代からエリート街道を歩んできた選手ではなく、スペイン4部から3部、2部、そしてラ・リーガへと一段ずつカテゴリーを上げてきた遅咲きのキャリアです。
28歳でチェルシーにたどり着いたという経歴は、近年クラブが獲得してきた若手選手とはかなり異なります。
最大の武器は「運動量」と「強度」
チャバリア自身は、チェルシー加入後のインタビューで自身のプレースタイルについて、
「攻撃することも守ることも好きです。ボックス・トゥ・ボックスで動きますし、強度とエネルギーがあります」
と説明しています。
左サイドを上下動する運動量が非常に多く、オーバーラップによって幅を作れる一方、近年は内側へ入り込むアンダーラップや中盤へのポジショニングも身につけています。
2025-26シーズンにはラ・リーガで2000回以上ボールに触れ、オープンプレーからのクロス数や獲得したコーナー数でリーグ上位に入った一方、守備でもクロスブロックや自陣でのボール奪取で高い数字を残しました。
派手なドリブルや圧倒的な創造性によって試合を支配するタイプではありません。
しかし、90分を通して左サイドを動き続け、攻守双方でプレーに関与できる点は非常に大きな特徴です。
シャビ・アロンソが求める左サイドを作れるか
今回の獲得で注目されるのは、シャビ・アロンソ監督がチャバリアをどのように起用するかです。
左サイドバックとして4バックで起用することはもちろん、システムによっては左ウイングバックを務めることも可能です。
さらに、チャバリアは単純にタッチライン際を上下動するだけではありません。
ラージョでは外側をオーバーラップするだけでなく、インサイドへポジションを取りながらビルドアップに関与するプレーも増えていました。
チャバリアに期待されるのは、より運動量と強度を前面に出しながら、チーム全体のバランスを整える役割になるでしょう。
若いチームに加わる28歳の即戦力
今夏のチェルシーは複数の補強を進めていますが、チャバリアの28歳という年齢もひとつのポイントです。
クラブには若く才能豊かな選手が多い一方、プレミアリーグという長いシーズンを戦うためには経験のある選手も必要になります。
ラ・リーガで4年間レギュラーとして戦い、欧州カップ戦の決勝も経験しているチャバリアは、加入直後から戦力になることを期待された獲得です。
一見地味な補強に見えますが、同じように地味な補強と思われながらチェルシーのキャプテンまで登っていた同じスペインのサイドバックもいました。
どんな活躍が見られるのか楽しみにしています。



コメント