チェルシーが、ブレントフォードに所属する元リヴァプール主将ジョーダン・ヘンダーソン(36)の獲得が進んでいることが明らかになりました。
ブレントフォードは、ヘンダーソンが移籍先との個人条件で合意した場合、移籍金なしで退団することを認める可能性があるとされています。
シャビ・アロンソ監督が経験を求める
今回のヘンダーソン獲得への関心は、ウェルベックの獲得交渉と同じタイミングで報じられました。
若手中心の補強を続けてきたチェルシーですが、シャビ・アロンソ監督はスカッドに経験とリーダーシップを加えることを求めているとされています。
ヘンダーソンはリヴァプールで長期間にわたってキャプテンを務め、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ、リーグカップなど、主要タイトルをほぼすべて獲得しています。
チェルシーは、単なる中盤の人数補充ではなく、若いチームを支えるリーダーとしてヘンダーソンを評価していると考えられます。
ブレントフォードはフリー移籍を認める可能性
ヘンダーソンは2025年夏、アヤックスを退団してブレントフォードにフリー移籍しました。
ブレントフォード加入時の契約期間について詳細は公表されていませんが、報道では契約を残しているものの、クラブが条件次第でフリー移籍を認める可能性があるとされています。
チェルシーは現在、ヘンダーソン側との個人条件について合意したとされ、ブレントフォードとの正式な協議に進むとみられます。
ブレントフォードで34試合に出場
ヘンダーソンは2025-26シーズン、ブレントフォードで公式戦34試合に出場しました。
プレミアリーグ復帰後も中盤の中心選手として起用され、豊富な運動量、ゲーム管理能力、守備時のポジショニングを生かしてチームを支えています。
シーズン終了後にはイングランド代表の2026年ワールドカップメンバーにも選出されました。
一方で、ワールドカップ期間中に腕を負傷しており、現在は回復に向けた調整を続けているとされています。
サンダーランドでプロデビュー
サンダーランド出身のヘンダーソンは、地元クラブのアカデミーで育ちました。
2008年にトップチームデビューを果たすと、コヴェントリー・シティへのローン移籍を経験。
復帰後はサンダーランドの主力に定着しました。
18歳でプレミアリーグデビューを果たし、サンダーランドではトップリーグで71試合に出場しています。
その活躍を受け、2011年夏にリヴァプールへ移籍しました。
リヴァプールで492試合に出場
ヘンダーソンはリヴァプールで12年間プレーし、クラブのキャプテンとなりました。
加入直後は右サイドや攻撃的な中盤で起用されましたが、徐々に中央での役割を増やし、スティーヴン・ジェラードの退団後には正式なキャプテンに就任しました。
リヴァプールでは公式戦492試合に出場し、33得点58アシストを記録。
8年間にわたってキャプテンを務めました。
クロップ監督の下では、守備的MF、セントラルMF、右のインサイドハーフなど複数のポジションでプレーしました。
前線からのプレス、味方をサポートする走力、右サイドへの展開力を生かし、クロップ監督のハイテンポなサッカーを支える重要な選手となりました。
チャンピオンズリーグとプレミアリーグを制覇
ヘンダーソンは2018-19シーズン、キャプテンとしてリヴァプールをチャンピオンズリーグ優勝に導きました。
続く2019-20シーズンには、リヴァプールの30年ぶりとなるイングランド1部リーグ優勝に貢献。プレミアリーグのトロフィーを掲げた最初のリヴァプール主将となりました。
リヴァプールでは以下の主要タイトルを獲得しています。
・プレミアリーグ
・チャンピオンズリーグ
・FAカップ
・リーグカップ2回
・UEFAスーパーカップ
・FIFAクラブワールドカップ
・コミュニティ・シールド
アル・イテファクを経てアヤックスへ
2023年夏、ヘンダーソンは12年間在籍したリヴァプールを離れ、サウジアラビアのアル・イテファクへ移籍しました。
当時のアル・イテファクを率いていたのは、リヴァプール時代のチームメートであるジェラード監督でした。
しかし、サウジアラビアでの生活は半年ほどで終了。
2024年1月に契約を解除し、アヤックスへ加入しました。
アヤックスでは加入直後から経験豊富な中盤として起用され、キャプテンを任されることもありました。
本来は2026年6月まで契約を残していましたが、2025年7月に選手側から退団を希望。
アヤックスが申し出を受け入れ、双方合意で契約を解除しました。
その後、ブレントフォードへフリー移籍し、プレミアリーグに復帰しています。
イングランド代表で91試合に出場
ヘンダーソンは2010年にイングランド代表デビューを果たしました。
これまでに代表通算91試合に出場し、3得点を記録しています。
2014年、2018年、2022年、2026年のワールドカップに選出されたほか、EUROにも継続して出場しました。
2026年ワールドカップでは、イングランド男子代表として史上初めて4大会のワールドカップで実際にピッチに立った選手となりました。
また、ワールドカップとEUROを合わせて7つの主要大会に出場しています。
代表では先発だけでなく、試合終盤に投入されてチームを落ち着かせる役割も担ってきました。
若手選手への声かけや試合中のコミュニケーション能力も高く評価され、ハリー・ケインが不在の際にはキャプテンを務めています。
チェルシーで想定される役割
ヘンダーソンが加入した場合、毎試合の先発というよりも、中盤のローテーション要員や試合を締める選手として起用される可能性が高いでしょう。
プレミアリーグでの経験が少ない若手に対して、試合への準備、トレーニングへの姿勢、劣勢時の振る舞いを伝えることも期待されるでしょう。
ドレッシングルーム全体にリーダーを増やすための獲得と考えるべきでしょう。
リヴァプールとイングランド代表で大きなプレッシャーを経験してきた選手がいれば、若いチームが試合中に冷静さを失った際にも助けになります。



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