チェルシーが、ブライトンに所属する元イングランド代表FWダニー・ウェルベック(35)の獲得に近づいているようです。
ウェルベック側と2年契約で合意か
今回の報道では、チェルシーとウェルベック側が2年契約で原則合意し、クラブ間交渉が進められているとされています。
ウェルベックはブライトンとの契約を残していますが、契約期間は残り1年と報じられています。
チェルシーは今後、移籍金を含めた条件についてブライトンとの合意を目指すことになりますが、移籍金は不明なもののブライトンはチェルシーのメディカルチェックを受けることに許可を下したようで、今週中に移籍がまとまりそうです。
ウェルベックは香港のツアーから参加する見込み。
若手中心のチームに経験を加える補強
ウェルベックの獲得が実現すれば、チェルシーにとっては近年の補強方針とは異なる動きになります。
これまでのチェルシーは、将来性の高い若手選手を長期契約で獲得する方針を基本としてきました。
しかし、若い選手が多いチームには、プレミアリーグや欧州大会で豊富な経験を持つベテランの存在も必要です。
ウェルベックはマンチェスター・ユナイテッドやアーセナルでタイトル争いを経験し、イングランド代表としてワールドカップやEUROにも出場しています。
ピッチ上での働きだけでなく、日々のトレーニングやドレッシングルームで若手を支える役割も期待されていると考えられます。
アロンソの昨日の会見を見ても、ピッチ内でチームを見渡せ、試合状況を読める選手が必要であることが示唆されており、ベテラン選手にその役割を求めているのか。
マンチェスター・ユナイテッドでプロデビュー
マンチェスター出身のウェルベックは、マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育ちました。
2008年にトップチームデビューを果たすと、プレストン・ノースエンドとサンダーランドへのローン移籍を経験。
サンダーランドではプレミアリーグで継続的に出場し、ストライカーとしての評価を高めました。
ユナイテッド復帰後は、ルーニーやハビエル・エルナンデス、ファン・ペルシーらとともに前線を構成しました。
ファーガソン監督の下でプレミアリーグ優勝を経験したほか、リーグカップやFIFAクラブワールドカップなどのタイトルも獲得しています。
ユナイテッドではトップチームで約150試合に出場し、29得点を記録しました。
£16mでアーセナルへ移籍
2014年夏、ウェルベックはマンチェスター・ユナイテッドからアーセナルへ移籍しました。
移籍金は£16mとされています。
アーセナルではセンターフォワードだけでなく、左右のウイングとしてもプレー。
豊富な運動量とスピードを生かし、アーセン・ヴェンゲル監督のチームで複数の役割を担いました。
2015年には、FAカップ準々決勝で古巣マンチェスター・ユナイテッドを相手に決勝点を記録。
オールド・トラッフォードでの勝利に貢献しました。
度重なる負傷に苦しんだ時期もありましたが、アーセナルでは公式戦126試合に出場して32得点。FAカップ優勝も経験しています。
ワトフォードを経てブライトンへ
2019年にアーセナルを退団したウェルベックは、フリーエージェントとしてワトフォードに加入しました。
ワトフォードでは負傷の影響もあり、継続的な活躍には至りませんでした。
クラブがチャンピオンシップへ降格した後、2020年に双方合意で契約を解除しています。
その後、フリーでブライトンへ加入しました。
ブライトンでは経験豊富なストライカーとして徐々に存在感を高め、ポッター、デ・ゼルビ、ヒュルツェラーら複数の監督の下で重要な役割を担ってきました。
加入当初は負傷歴への懸念もありましたが、年齢を重ねるにつれてコンディションを安定させ、前線の中心選手として活躍しています。
ブライトン公式サイトによると、2023-24シーズン終了時点でクラブ通算125試合に出場し、26得点を記録していました。
さらに2024-25シーズンにはプレミアリーグで自身初となる2桁得点を達成。
2025-26シーズンにはリーグ戦で13得点を記録したと報じられており、35歳を迎えても高い得点力を維持しています。
イングランド代表では42試合16得点
ウェルベックはイングランド代表としても豊富な経験を持っています。
2011年にA代表デビューを果たし、通算42試合に出場して16得点を記録しました。
EURO2012ではスウェーデン戦で印象的な決勝点を挙げ、イングランドのグループステージ突破に貢献。2014年と2018年のワールドカップにも出場しています。
前線からの守備、スペースへの走り込み、複数のポジションをこなす戦術的な柔軟性が評価され、長期間にわたって代表に招集されました。
チェルシー加入で期待される役割
ウェルベックが加入した場合、第一の役割はセンターフォワード陣の層を厚くすることになります。
チェルシーにはジョアン・ペドロをはじめ、複数の若い攻撃陣が所属しています。
ウェルベックは先発、途中出場のどちらにも対応でき、リードを守りたい場面では前線からの守備、得点が必要な場面ではクロスへの対応力を発揮できます。
また、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルでビッグクラブ特有のプレッシャーを経験している点も大きな価値になります。
若手主体のスカッドに加われば、試合中の貢献だけでなく、チーム全体の精神面やプロ意識を高める存在になる可能性があります。
補強方針の変化を示す移籍に
35歳のウェルベックに2年契約を提示したとの情報が事実であれば、チェルシーの補強方針が変化し始めていることを示す動きとなります。
若手への投資を完全にやめるわけではありませんが、経験の不足を補うため、即戦力となるベテランをスカッドに加えようとしているのでしょう。
ウェルベックは派手な大型補強ではないものの、プレミアリーグを熟知し、複数の役割を担える実用的な選手です。
近年は得点面でもキャリア最高水準のパフォーマンスを見せています。
加入が実現すれば、若い選手たちを支えながら、長いシーズンを戦うための重要な戦力になることが期待されます。
ウェルベックのほかチェルシーはヘンダーソンの獲得も近づいているとされ、本人は加入に前向きとの報道。
ヘンダーソンはフリーで加入することができるようです。



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