チェルシーは、アストン・ヴィラからイングランド代表MFモーガン・ロジャース(23歳)を獲得したことを発表しました。
ロジャースはチェルシーと6年契約を締結し、さらに1年間の延長オプションが付帯していると報じられています。
移籍金はクラブ史上最高額となる£117mとされ、英国人選手としても史上最高額の移籍となりました。
これまでのチェルシーの最高額は、カイセド獲得時の£115mポンドと報じられていました。
アーセナルも獲得に強い関心を示していたとされていますが、チェルシーが交渉を一気に進め、スタンフォード・ブリッジに迎えることに成功しました。
親友のパーマーとともに前線を引っ張る活躍が期待されます。
ロジャースのプロフィール
ロジャースは、2002年7月26日生まれの23歳。
身長187センチの大型アタッカーで、主に攻撃的ミッドフィールダーや左ウイングとしてプレーします。
中央のトップ下だけでなく、左右のウイングや前線でも起用できるなど、複数のポジションをこなせる万能性が特徴です。
大柄ながら足元の技術に優れ、ボールを保持したまま力強く前進するプレーを得意としています。
WBAのアカデミーで成長
ロジャースは7歳でWBAのアカデミーに加入しました。
育成年代からイングランド代表に選出されるなど、国内でも高い評価を受けていた有望株でした。
2019年2月、FAカップのブライトン戦でトップチームデビュー。
当時16歳だったロジャースは、後半途中から出場してプロとしての第一歩を踏み出しました。
しかし、WBAのトップチームで定位置を確保する前に、マンチェスター・シティに移籍。
マンチェスター・シティ移籍・ローン
2019年夏、ロジャースはマンチェスター・シティへ完全移籍しました。
シティのトップチームで公式戦に出場することはできませんでしたが、アカデミーではFAユースカップ優勝などを経験。
将来を期待される若手選手の一人として育成されました。
リンカーン・シティ
2021年1月、リーグ1のリンカーン・シティへ期限付き移籍。
リーグ戦25試合に出場して6得点を記録し、チームの昇格プレーオフ進出に貢献しました。
特にシーズン後半に存在感を高め、2021年3月にはEFLの月間最優秀若手選手賞を受賞。
プロの舞台で初めて継続的に結果を残したシーズンとなりました。
ボーンマス
2021-22シーズンは、チャンピオンシップのボーンマスへ期限付き移籍しました。
リーグ戦14試合で1得点を記録。
主力として定着するまでには至りませんでしたが、チームはプレミアリーグ昇格を達成しました。
ブラックプール
2023年1月にはブラックプールへ期限付き移籍。
チャンピオンシップで20試合に出場し、1得点を記録しました。
シティ在籍中はトップチームでの出場こそありませんでしたが、異なるクラブや監督のもとで実戦経験を積み、フィジカルや守備強度を身につけていきました。
ミドルズブラで才能が開花
2023年夏、ロジャースはマンチェスター・シティを離れ、ミドルズブラへ完全移籍しました。
加入当初は途中出場も多かったものの、キャリック監督のもとで徐々に評価を高めました。
特に結果を残したのが、EFLカップです。
ロジャースは同大会で6試合に出場して5得点を記録。
ミドルズブラの準決勝進出に大きく貢献しました。
準決勝ではチェルシーとも対戦。
スタンフォード・ブリッジで行われた第2戦では、チェルシーが6-1で勝利したものの、ロジャースがミドルズブラの唯一の得点を記録しています。
ミドルズブラでの公式戦成績は33試合7得点。
在籍期間は半年ほどでしたが、その活躍がプレミアリーグのクラブから注目を集めることになりました。
アストン・ヴィラでプレミアリーグ屈指のアタッカーへ
2024年1月、アストン・ヴィラがロジャースを獲得しました。
移籍金はボーナスを含めて最大£15m程度だったと報じられています。
加入直後はプレミアリーグの強度への適応が必要でしたが、エメリ監督から継続的に起用されると、シーズン終盤にかけて急速に成長しました。
2023-24シーズンのプレミアリーグでは11試合に出場して3得点。
同年4月に行われたチェルシー戦では、力強いドリブルからゴールを奪い、ヴィラの2点目を記録しました。試合はチェルシーが後半に追いつき、2-2の引き分けに終わっています。
2024-25シーズンにブレイク
ロジャースが一気に評価を高めたのが、2024-25シーズンでした。
プレミアリーグでは37試合に出場して8得点を記録。
チャンピオンズリーグでも12試合4得点を挙げ、国内外で存在感を示しました。
中央でボールを受けて前を向くプレーだけでなく、左サイドから内側へ入る動きや、後方から長い距離を持ち運ぶドリブルも大きな武器となりました。
シーズンを通して公式戦54試合14得点を記録し、プレミアリーグを代表する若手アタッカーへと成長しました。
2025-26シーズンも、ロジャースはアストン・ヴィラの攻撃の中心として活躍しました。
全公式戦55試合で14得点12アシストを記録。
ヴィラのヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献しました。
フライブルクと対戦した決勝では、ロジャースが得点とアシストを記録。
ヴィラは3-0で勝利し、1982年以来となる主要な欧州タイトルを獲得しました。
プレミアリーグだけでなく、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでも結果を残したことで、その評価はさらに上昇。
アーセナルをはじめとする複数のビッグクラブが関心を寄せるなか、チェルシーが英国人史上最高額となる大型契約を成立させました。
イングランド代表としても活躍
ロジャースは、イングランドの各年代別代表を経験しています。
U-17代表では2019年の欧州選手権に出場。その後もU-18、U-20、U-21代表と順調にステップアップしました。
A代表には2024年に初招集され、同年11月のギリシャ戦でデビュー。
2026年ワールドカップにもイングランド代表として出場し、7試合で2アシストを記録。


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