チェルシーは8月30日、アストン・ヴィラからアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(33歳)を獲得したことを正式発表しました。
GK補強の可能性は近年ずっと取り沙汰されていたチェルシーですが、マーケット終了間際に最終的に迎え入れたのはワールドカップ優勝経験を持つ世界屈指の守護神。
現在のチームに不足していた「経験」と「勝者のメンタリティ」を一気に加える大型補強となりました。
移籍金は£7.5m
複数の現地メディアによれば、チェルシーがアストン・ヴィラに支払う移籍金は£7.5m。
契約期間は3年間。
33歳という年齢を考慮した契約になっていますが、世界トップレベルで豊富な経験を持つGKを£7.5mで獲得できたことを考えると、金額面でのリスクはかなり小さい補強と言えるでしょう。
マルティネスは9月初旬に34歳を迎えるものの、GKというポジションを考えれば、まだ数年間トップレベルでプレーすることは十分可能です。
マルティネス「タイトルを勝ち取りたい」
加入に際してマルティネスは、チェルシーへの移籍は自身と家族にとって簡単な決断だったとコメント。
さらに、常に勝利を求める自身の姿勢と、タイトル獲得を求められるチェルシーは非常に相性が良いと語っています。
練習でも試合でも常に100%を出すことを強調しており、プレー面だけではなく、その強烈な勝利への執着も現在のチェルシーにとって大きなプラスになるでしょう。
世界最高峰まで上り詰めた遅咲きのGK
アルゼンチンのインデペンディエンテで育ったマルティネスは、17歳だった2010年にアーセナルへ加入。
しかし、当初はトップチームで出場機会を得られず、シェフィールド・ウェンズデイやウルヴス、ヘタフェなどへのローンを経験しました。
転機となったのは2019-20シーズン。
アーセナルでシーズン終盤にレギュラーとなると、FAカップ優勝に貢献。
その後2020年にアストン・ヴィラへ完全移籍しました。
ヴィラでは6シーズンで公式戦256試合に出場し、世界有数のGKへと成長。
2025-26シーズンにはクラブのヨーロッパリーグ制覇にも貢献しています。
アルゼンチン代表ではワールドカップ制覇
クラブ以上にマルティネスの名前を世界へ知らしめたのがアルゼンチン代表での活躍です。
2021年に代表デビューを果たして以降、正GKの座を確立。
- コパ・アメリカ:2021年、2024年優勝
- FIFAワールドカップ:2022年優勝
- アルゼンチン代表:67試合出場
- ヤシン・トロフィー:2023年、2024年受賞
という圧倒的な実績を残しています。
特にPK戦での強さは世界的にも知られており、大舞台で結果を残せる精神力は大きな武器です。
チェルシーは若い選手が多いだけに、ワールドカップ決勝をはじめとした極限のプレッシャーを経験してきた選手が最後尾に入る意味は非常に大きいでしょう。
サンチェスから正GKの座を奪う
今回の獲得で最大の注目点となるのは、もちろんGKの序列です。
シーズン開幕時点ではサンチェスが正GKを務めていましたが、再びフラム戦で不安定なパフォーマンスを見せました。
アロンソはGK補強を優先事項の一つとしており、フラム戦後にマルティネス獲得へ向けた動きが急速に進みました。
これだけの実績を持つマルティネスを獲得した以上、単なるバックアップとして考えている可能性は低いでしょう。
当面のファーストチョイスをマルティネスとし、ペンダースと競わせ、ゆくゆくはペンダースがファーストチョイスになるような流れが理想。
サンチェスは残りの期間で移籍先を探すことになると思います。
GK問題がずっと言われていた中でも、補強をしてこなかったチェルシーですが、ようやく問題を解決するだろういい補強になることが期待されます。



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