チェルシーは、アカデミー所属のウインガー、ライアン・カヴマ=マックィーン(17歳)がポーツマスへローン移籍することを発表しました。
ローン期間は2026/27シーズン終了まで。
ポーツマスは今季チャンピオンシップを戦うクラブで、カヴマ=マックィーンにとっては自身初となるチェルシー以外のクラブでのプレーとなります。
まだ17歳ながらトップチームデビューも経験している注目株が、シニアカテゴリーで本格的な経験を積むことになりました。
U-8からチェルシーで育った生え抜き
カヴマ=マックィーンは2009年1月1日生まれの17歳。
U-8カテゴリーからチェルシーに在籍しており、長年コブハムで育ってきた生え抜きのアタッカーです。
左利きのウインガーで、左右両サイドに加えてNo.10でもプレー可能。
スピードを生かした縦への突破だけでなく、ゴール前での得点力も高く評価されています。
2025年7月にスカラーシップ契約を結ぶと、年齢より上のカテゴリーであるU-21でも急速に存在感を高めていきました。
2025/26シーズンに大きく飛躍
特に飛躍を遂げたのが2025/26シーズンです。
U-18だけでなくU-21でも継続的に起用され、Premier League 2では攻撃の中心のひとりとして活躍しました。
そのパフォーマンスが評価され、2026年3月のPremier League 2月間最優秀選手にも選出されています。
若手主体とはいえ、18歳、19歳、20歳の選手が多く出場するカテゴリーで、当時17歳のカヴマ=マックィーンが個人賞を獲得したことからも、その成長速度の速さがうかがえます。
そして2026年1月には、チェルシーとの自身初となるプロ契約にもサインしました。
FAカップでトップチームデビュー
アカデミーでの活躍はトップチームにもつながりました。
カヴマ=マックィーンは2025/26シーズンにチャンピオンズリーグでトップチームのベンチ入りを経験。
そしてFAカップ準々決勝のポート・ヴェイル戦で途中出場し、チェルシーのトップチームデビューを果たしました。
チェルシーが7-0で勝利した試合でトップチームのピッチに立ち、まだ17歳ながらひとつ大きなステップを踏んでいます。
アカデミーからトップチームへ昇格させた当時の指揮官も、その才能を高く評価していました。
プレシーズンではシャビ・アロンソのチームに帯同
今夏はさらに、シャビ・アロンソ監督率いるトップチームのプレシーズンツアーにも参加しました。
オーストラリア、アジアを回った遠征メンバーに選ばれ、トップチームの選手たちと継続的にトレーニング。
ウェスタン・シドニー・ワンダラーズとのプレシーズン初戦ではスタメンにも抜擢されました。
その後もツアーに帯同し、ジョホール・ダルル・タクジム戦などでもメンバー入りしています。
17歳という年齢を考えれば、クラブは次のステップとして実戦経験を優先する判断を下したことになります。
17歳でチャンピオンシップへのローン
今回のローンで最も興味深いのは、やはり17歳という年齢です。
チェルシーの若手選手がローンで経験を積むこと自体は珍しくありませんが、この年齢でいきなりチャンピオンシップへ送り出されるケースは多くありません。
チャンピオンシップはフィジカル面、試合強度ともに非常に厳しく、46試合を戦う長丁場でもあります。
アカデミーで圧倒的な活躍を続けるよりも、早い段階からシニアフットボールの厳しい環境を経験させる。
今回のローンからは、チェルシーがカヴマ=マックィーンをかなり高く評価していることも見えてきます。
カヴマ=マックィーンに限らず、ウォルシュ、ムヘウカのローンも進めており、有望な若手の活躍にも楽しみなシーズンになります。



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