チェルシーの今夏最大級の移籍問題となっていたエンソ(25歳)の去就が、ひとまず決着へ向かいそうです。
チェルシーはエンソの獲得に関心を示していたマンチェスター・シティに対し、8月14日(金)17時までに£120mの条件を満たすオファーを提出することを要求していました。
しかし、その締切までにシティから正式なオファーは届かず。
移籍市場自体は9月1日まで開いていますが、チェルシーが設定した独自の締切を過ぎたことで、エンソの今夏の移籍は事実上かなり難しくなったと言えそうです。
チェルシーが設定した「金曜17時」のデッドライン
今回重要なのは、8月14日がプレミアリーグの移籍市場そのものの締切ではなかったことです。
夏の移籍市場は9月1日まで続きます。
それでもチェルシーは、エンソについて通常よりかなり早い段階で独自のデッドラインを設定しました。
チェルシーはマンチェスター・シティに対し、
「エンソを獲得したいのであれば、金曜日17時までに£120mのオファーを提出すること」
という明確な条件を伝えていました。
クラブとしては、シーズン開幕後まで主力選手の去就を引き延ばされることを避けたかったのでしょう。
もしエンソを売却するのであれば、代役を確保する時間も必要になります。
逆に締切までに条件を満たすオファーが届かなければ、今季の戦力として残す。
非常に分かりやすい線引きでした。
シティから正式オファーは届かず
その期限となった金曜17時。
マンチェスター・シティから£120mの正式オファーが提出されることはありませんでした。
締切後、シティがチェルシーの要求を満たさなかったため、チェルシーはエンソが残留すると考えていると報道しています。
シティ側もエンソへの関心自体を完全に失ったわけではないようですが、少なくともチェルシーが設定した条件では動かなかったことになります。
シティのエンソ獲得は、そもそもロドリの去就とも密接に関係していました。
バルセロナがロドリの獲得に動いており、シティはその後釜候補としてエンソをリストアップ。
しかしシティはバルセロナから届いたロドリへのオファーを拒否しており、ロドリ自身も現時点ではシティに残っています。
つまり、
ロドリが動かなければエンソを獲得する必要性も下がる
という構図でもありました。
「残留決定」と言い切るのはまだ早い
ただし、現時点で注意しておきたいポイントもあります。
チェルシーがエンソの残留を公式発表したわけではありません。
移籍市場も9月1日まで開いています。
そのため、理論上はシティや他クラブが再び巨額のオファーを提示する可能性は残されています。
また、マレスカ自身も移籍市場が閉じるまでは何が起こるか分からないとの姿勢を崩していません。
とはいえ、チェルシーがわざわざ金曜17時という明確な期限を設定した以上、その後に同じ条件で交渉を再開すれば、自ら設定した期限の意味が薄れてしまいます。
よほど状況が変化するようなオファーが届かない限り、クラブが今夏の売却交渉を再開する可能性は低いでしょう。
したがって現在の状況は、期限後も代理人のパストーレとシティはコンタクトを取っているとの話もあるように、安心するにはまだ早いものの
「正式な残留発表ではないものの、事実上残留へ大きく傾いた」
と言えそうです。
そもそもライバルクラブへ売却すること、売却したとしてウォートンやスコットがエンソと同等レベルと言えるのか、その獲得資金は足元を見られて£120mのほとんどを費やすだろうと考えられることから疑問の多い移籍です。


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