出場選手とレーティング
レーティングは90minより
チェルシー
Chelsea:
Sanchez 8.3
Gusto 7.1, Fofana 7.5, Chalobah 7.9, Cucurella 6.6
James (c) 8.2, Caicedo 5.8
Estevao 6.3 (Garnacho HT 6.4), Fernandez 6.5, Neto 6.4
Joao Pedro 6.6 (Delap 54 6.3)
Substitutes: Jorgensen, Acheampong, Tosin, Badiashile, Santos, Palmer, Gittens
Scorers: Chalobah 48
Bookings: Cucurella 11
Red card: Caicedo 38
アーセナル
Arsenal:
Raya 7.0; Timber 7.4, Mosquera 7.1, Hincapie 6.8, Calafiori 7.0 (Lewis-Skelly HT 6.3); Rice 6.9, Zubimendi 6.2 (Odegaard 57 6.3) Eze 6.4 (Gyokeres 72 6.1); Saka 7.7, Martinelli 6.0 (Madueke 57 5.9), Merino 7.0
Subs: Arrizabalaga, White, Norgaard, Nwaneri, Jesus
Scorers: Merino 59
Bookings: Zubimendi 5, Mosquera 13, Calafiori 27, Hincapie, Lewis-Skelly 54, Gyokeres 88
Referee: Anthony Taylor
Attendance: 39,820
マン・オブ・ザ・マッチ

(PL公式よる投票結果)
スタッツ
チェルシー→アーセナルの順
基礎情報



パス情報
15 Crosses 16
0 Through Balls 1
63 Long Balls 41
224 Short Passes 429
パス本数トップ3
- サンチェス 44
- チャロバー 42
- ジェイムス 32
基本ポジション

感想

カイセドの退場によって50分以上一人少ない状況になりながら、アーセナルを上回るシュート数などできることをしっかりとして価値ある勝ち点確保。
素晴らしい試合だったと思いますが、同時に11人であれば勝ち点を落とすことがなかっただろうと悔やまれるのも事実。
誇らしさとともに悔しさもある首位対2位の対決となりました。
バルセロナ戦からは1枚の変更のみ。
ガルナチョに代わってジョアン・ペドロが入り、ネトが左ウイングに移動。
中盤はやはりカイセド、ジェイムス、エンソの3枚。
序盤からバルセロナ戦同様にマンツーマンでの強度高い守備を前提とし、積極的な試合運びをしました。
アーセナルの中盤にボールが入る場面が少なく、またチェルシーとしても特に左サイドのエンソ、ネトにボールを入れることができず。
お互いにレベルの高いつぶしあいがあり、手に汗握る展開。
一つのミス、好プレーで展開が一気に変わる面白い内容でした。
チェルシー側とすれば、カラフィオーリに対して早々にジェイムスの中盤突破からイエローを出させたこともあって、次第に右サイドからはリズムが生まれそうでした。
ノッてるエステヴァンからチャンスが作れそうな場面もありましたが、この試合のエステヴァンはなかなかシュートが足につかず。
得点機会はありましたが、枠外になり決めきれません。
時間が経つにつれ、チェルシーの勢いは高まっていき得点がいつ訪れるかという流れになってきましたが、カイセドがやってしまいました。
メリーノへのタックルが危険な行為とみなされ、VARの結果、一発退場。
カイセドの場合、刈り取れそうという自信があるからでしょうが、レッドはなくてもたまにこういうプレーが生まれてしまいます。
チームとして激しくプレスに行くプランであり、その代償としてこういう事が起きることも有り得なくはないですね。
非常にいい内容で進めていただけに1人少なくなり、チェルシーとしてはかなり難しい状況に陥りました。
前半残り10分ほどを耐えきり、後半からメンバー変更。
エステヴァンを下げてガルナチョを投入。
後半開始からすぐに1人足りないチェルシーが先制。
CKからチャロバーが難しいヘディングを決めました。
数的不利ながら先制点を決めたことで勇気づけられましたが、リードを得て守りの姿勢に入ってしまったこともあり、両サイドがずるずると押し込まれてしまいました。
この試合も対峙相手を完封していたククレジャだったものの、サカにわずかな時間を与えると、正確なクロスからメリーノに決められすぐ追いつかれてしまいました。
通常の流れでいえば、このまま10人のチームが攻め込まれ続け失点を重ねていくものですが、この試合のチェルシーは違いました。
ボールは持てませんが、最終ライン、中盤のジェイムス、エンソが働き続け、奪ってからはウイングや中盤も駆け上がってゴール前に迫りました。
とりわけジェイムスが化け物級の活躍。
相手からボールを奪って一人で持ち運んで、サイドに散らしての獅子奮迅のパフォーマンス。
エンソと2枚の中盤ながらもアーセナルの中盤に負けないクオリティでした。
さすがにピンチを招く場面もありましたが、その時はサンチェスが好セーブで見せます。
今季のサンチェスはずっと素晴らしいパフォーマンスが続いていますが、この試合もさすがの活躍で最後の砦となりました。
チェルシーのシュート本数は11本と、今季のアーセナル相手に最多のシュートを放ったチームとなったとおり、1人少なくても全然勝つ可能性を残しつつ結果はドロー。
半分以上10人で今季最も強いと言われるアーセナルを相手に、勝ち点確保に成功。
非常に素晴らしいパフォーマンス、マレスカの巧みな手腕による手応えある内容でした。
ただ、やはり11人で勝ちたかったなと思います。
今回のチェルシーならば勝てるクオリティがありました。
残念ながらトップとの差を縮めることはできませんでしたが、優勝を狙えるだけの力は持っていることを証明する試合でした。
現実的に優勝争いに絡むには、次からのアウェイ連戦での勝利が必要です。
インテンシティの高い試合が続いており、フォファナやジェイムスなど次は出場させられないでしょうから代役の選手たちの奮闘が求められます。
次の試合
4日(木)5時15分キックオフでリーズ戦(A)



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