ムドリクの出場停止処分が終了 即時復帰が可能

チェルシーニュース26-27

ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク(25歳)が、公式戦へ復帰できることになりました。

FAは7月31日、ムドリクに関する反ドーピング規則違反の手続きについて、世界反ドーピング機構(WADA)の同意を得たうえで選手側と合意に達したと発表しました。

今回の合意により、ムドリクは現在、出場資格を失った状態ではなく、即時に競技へ復帰できます。

2024年10月の検査でメルドニウムを検出

一連の問題は、2024年10月22日に実施されたドーピング検査から始まりました。

ムドリクから採取された検体から、禁止物質に指定されているメルドニウムが低濃度で検出されました。

FAは同年12月4日に検査結果を本人へ通知し、暫定的な出場停止処分を科しました。

その後、FAは2025年5月23日、反ドーピング規則に違反したとしてムドリクを正式に告発しています。

ムドリクは一貫して、禁止物質を意図的に使用したことはないとの立場を示していました。

ムドリクがチェルシーで最後に出場したのは、2024年11月28日に行われたUEFAカンファレンスリーグのハイデンハイム戦でした。

それ以降、約1年8カ月にわたって公式戦から離れていたことになります。

4年間の資格停止処分に異議申し立て

ムドリクには当初、4年間の資格停止処分が科されていました。

選手側はこの決定を不服として、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ異議を申し立てました。

その後、FA、WADA、ムドリク側の間で協議が行われ、最終的に処分をめぐる手続きを合意によって解決することになりました。

今回の決定で重要なのは、ムドリクの反ドーピング規則違反そのものが取り消されたわけではないという点です。

FAによれば、ムドリクは告発された反ドーピング規則違反を認めました。

その一方で、資格停止期間については、合意成立までに経過した期間と同じ長さに短縮されています。

つまり、一般的な表現としては「処分解除」や「出場停止終了」となりますが、完全な無罪判定によって処分が取り消されたわけではありません。

WADAの科学的な運用基準が変更

処分が見直された背景には、メルドニウムに関するWADAの科学的な運用基準の変更があります。

FAは、ムドリクの検体が現在採取され、当時と同じ濃度のメルドニウムが検出された場合、その数値は報告対象にならず、反ドーピング規則違反にも問われなかったと説明しています。

この変更は過去の事例へ自動的にさかのぼって適用されるものではありません。

しかし、検出された濃度や今回の事案をめぐるその他の事情が考慮され、WADAの同意を得た合意につながりました。

今回の結論は、禁止物質が検出されたという事実だけでなく、その濃度や科学的知見の変化も含めて判断されたものといえます。

チェルシーも復帰を歓迎

チェルシーは今回の決定を受け、ムドリクのチームへの再合流を支援し、選手としてのキャリアを再開できるようサポートしていく方針を示しました。

ムドリクは2023年1月、シャフタール・ドネツクからチェルシーへ加入しました。

基本移籍金は£62mで、ボーナスを含めると最大£88.5m規模になる契約だったと報じられています。

加入後はチェルシーで公式戦73試合に出場しましたが、その爆発的なスピードやドリブル能力を継続的な結果へ結びつけることには苦しんできました。

さらに長期間にわたってチームトレーニングと公式戦から離れているため、出場資格が回復したからといって、すぐにトップコンディションでプレーできるとは限りません。

まずはメディカル面とフィジカル面の状態を確認し、段階的にチーム練習へ復帰することになるでしょう。

背番号とチーム内での立場にも注目

ムドリクが離脱している間に、チェルシーのチーム状況も大きく変化しました。

ムドリクが以前着用していた背番号10は、2025-26シーズンからパーマーに引き継がれています。

そのため、ムドリクが新シーズンにチェルシーでプレーする場合、新たな背番号が与えられることになります。

また、チェルシーはムドリク不在の期間にもウイングや攻撃的ポジションの補強を進めています。

長期離脱明けのムドリクがどのような序列になるのかは、今後のトレーニングやプレシーズンでの評価次第です。

報道によると、香港のツアーから同行するようです。

チェルシーがそのままトップチームへ組み込むのか、実戦感覚を取り戻すための別の選択肢を検討するか注目されます。

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